
・中学生の子の成績をあげたい。親は何をすればいいの?
・中学生に対してやっちゃいけない接し方は?
・成績は上げたいけど、反抗期で親では手がつけられない…
小学生の頃とちがって、中学生のお子様への接し方って難しいですよね。
僕は塾長として、500組以上のご家庭と関わってきました。
その経験をもとに「中学生の成績を上げるために親がやること・やってはいけないこと」をお伝えします!
この記事の執筆者
この記事を読んでいただくと、中学生の子への接し方が分かり、成績アップに向けて一緒に頑張れる親子関係を築けますよ!
目次
中学生の成績を悪くする親の接し方
まず中学生への接し方として、親御さんが絶対に避けるべきパターンがあります。
それは、
・過干渉
・無関心
です。
両極端な2つですね。
中学生は思春期の多感な時期。
親の接し方がお子様を不安にさせ、勉強に悪影響をあたえることがあります。
国のアンケート調査でも、家庭の教育力が低く感じる理由の1位が「過干渉・過保護」、4位が「無関心」となっています。
出典:文部科学省「子どもの育ちをめぐる現状等に関するデータ集」(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/03/09/1236114_3.pdf)

【過干渉】子どもと距離を詰めすぎない
勉強や成績・生活習慣に親御さんが口を挟みすぎると、お子様は勉強へのモチベーションを無くしてしまいます。
多感な中学生は自分の世界に入り込まれることに敏感。たとえ家族でも、距離感が近いと心が離れていってしまいます。

他でもない自分の子どもですから、心配な気持ちはわかります!
ですがその気持ちをグッとおさえ、お子様を信頼して見守るよう心がけましょう!
そうすることが良い親子関係を生み出してくれるのです。
【無関心】子どもの勉強や趣味に興味を持つ
一方でお子様の勉強に無関心な態度も、悪い影響をあたえます。
- 「勉強のことは自分も分からない」
- 「もう中学生なんだから、自分で勉強してほしい」
という理由で、親御さんから勉強や成績に関与しないパターンです。
この状態が続くと多感な中学生は、
自分は親から愛されてないのかな…?
自分のことなんてどうだっていいんだ…。
と感じてしまい、不安で勉強どころではなくなることも。
ですので「中学生になってから、あまり子どもと話せてないな…」と感じていたら、ぜひ話を聞いてあげてください。
勉強だけでなく、お子様の趣味にも関心を持ってみるのはいかがでしょうか?
ゲームが好きな子なら、お子さんに教えてもらいながら一緒にプレイしてみるのです。
最初はお子様もビックリするかもしれませんが、すぐ慣れて話せるようになります。
勉強の内容は分からなくても、悩みや何を勉強しているのかを聞いてあげるだけで、お子様との距離は近づきますよ!
中学生の成績を悪くしてしまう、親のNG行動
僕が塾長時代にお会いした親御さんの行動で

と感じたものを挙げます。
僕を含め無意識でしてしまっている方も多いので、チェックしてみてください。
大事なのは「1人の人間として子どもと接しよう」ということです!
テストの点数が悪いときに「勉強しなさい」と叱る
テストが返ってきてその成績が悪かったら、
「どうしてこんな点をとっちゃったの!」
「ちゃんと勉強しないからでしょ!」
と叱ってしまいますよね?
テストは点数が明確に出るので、親としては不安できつく言いたくなってしまいます。
でもこれ、逆効果です。
お子様だって、いい成績が取れるなら取りたいはずだからです。
そこで怒られても、
どう勉強したらいいか分からないんだよ…
と思い、もっと反抗してしまいます。
ですので叱りたい気持ちをこらえ、次のことをするのが大事です!
テストが返ってきたら…
①できていることを褒める
②いい点が取れる方法を一緒に考える
この2点を心がけます。
お子様がテスト勉強に対して前向きになれますよ!
「どのように勉強すればいいのか分からない…。」という親御さんのために、中学生の毎日の勉強法について書きました。
是非参考にしてください!
人前で子どものことを悪く言う
塾の面談のとき、

「中学生なのに全然勉強しなくて…」
「本当にバカで成績が悪くて…」
のようなことを、お子様の前でおっしゃる親御さんは意外と多いです。
謙遜のつもりでも、中学生の子どもは大きく傷ついています。
人前で悪く言われたことに腹が立っていますし、
やっぱり自分は勉強ができないんだ…。
成績が悪いのは自分のせいなんだ…。
と思い込んでしまいます。
間違っても子どもの欠点を、本人がいる前で他人に言わないようにしてください。
また成績の良い友達や兄弟と比較することも、本人のプライドを傷つけてしまいますのでNGです。
子どもの気持ちを代弁する
子どもの気持ちや考えていること、何をしたいかなどは、本人の口から話させるようにしてください。
親が代わりに話してしまってはダメです。
勉強や受験は子どもが主役です。「何を目指してどうしたいか」は、最終的には本人が決める必要があります。

親は聞き手に回り、考えや気持ちを引き出すよう接することがポイントですね!
普段から「次のテストで何点くらい取りたいの?」「高校に行ったら何がしたい?」などの質問をしてあげてください。
罰を与えすぎる
成績が悪いからスマホやゲームを取り上げるのは、反発を生むだけです。
ゲームを取りあげたからといって、その時間を勉強の時間にあてるわけではありません。
それなら「どうすれば勉強するようになれるか」を一緒に考えましょう。
その息抜きでゲームをやらせてあげた方が、親子関係も悪くなりません。大切なのはバランスです。
成績が悪い中学生に親がとるべき3つの行動
中学生の親御さんが積極的にやってほしいことを3つ挙げます。
今日からできることなので、意識して行ってください!
努力を褒める
何か一つでも頑張っていることを見つけたら、思う存分褒めてあげてください!
どんな些細なことでも結構です。
勉強する理由として「親に褒められたいから」と答える中学生が、45%近くもいます。
出典:ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査」(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/03/09/1236114_3.pdf)
親が励ましの声をかけるだけで、中学生はやる気を出してくれます。
こんな難しそうな問題もやってるんだね、〇〇(名前)頑張ってるね。
部活も大変なのに勉強も頑張ってるなんて、〇〇はすごいね。
大切なのは「才能」ではなく「努力」を褒めることです!
たとえ今は成績が悪くても、頑張れば前に進めるという自信がお子様につきます。
どうすれば成績が上がるかを一緒に考える
中学生が自力で「どうすれば悪い成績を良くできるか」を考えるのは大変です。
どういうスケジュールで勉強をすれば良いか、親が一緒に考えてあげましょう!
ココに注意
親が主導でスケジュールを決めてしまってはいけません。勉強するのはお子様だからです。過干渉にならないよう、「決めるのを手伝う」スタンスを貫いてください。
「どうやってスケジュールを立てたら良いの?」という方もいらっしゃると思います。
中学生のスケジュールの立て方を書きましたので、ぜひ参考にしてみてください!
勉強のサポート役に徹する
スケジュールが立てられたら、親はサポート役に徹しましょう。
スケジュール通り勉強するかは、子どもを信頼します。
親は子どもが話してくるまで、勉強に関しては口出し無用です。
その代わり親御さんは、
・お子さんの体調管理(8時間睡眠、ご飯の栄養バランス)
・金銭面のサポート
に気を配りましょう。
体調が悪いとスケジュール通りに勉強できません。
万全の状態で勉強できるよう、しっかり寝る声かけとご飯をお願いします!
教材も、子どもが欲しいという教材などは買ってあげてください。
書店に行って、どれが成績を上げるのに合っているか話すのも良いですね!

反抗期で成績の悪い中学生。親はどうするべき?
反抗期で、一緒にスケジュールを立てるなんてムリ!
というご家庭もあると思います。その場合はどうすればいいでしょうか?
塾や家庭教師の体験授業と無料相談を受けてみよう
ご家庭だけで解決するのが難しい場合は、僕のような「外の師匠」の力を借りましょう!そう、塾や家庭教師です。
ご家庭で反抗的な態度をとってしまっていても、外の人の話はスッと聞けるのも中学生の特徴です。
ただ、いきなり入塾するのではなく、まずは体験授業中と無料相談を受けてください。
けっしてムリには連れていかず、「成績を上げる方法を教えてもらえるかもしれないから、話だけでも聞いてみない?」と提案しましょう。
ココに注意
気をつけたいのが、「成績が悪いのを早くなおしたいから」といって、すぐに入塾を決めてしまわないことです。
お子さんのやる気がないと、塾に入っても長続きしません。むしろより勉強を嫌いになってしまうことだってあります。入塾を即決することは絶対にしないでください!

「①体験授業」「②無料相談」の順で受ける
無料相談より先に「体験授業」から受けるようにしてください!
体験授業を先に受ける理由
体験授業を先に受けることによって、
●理解度は今どれくらいか
●どんな勉強が必要か
などの情報を把握してもらえます。
その上での無料相談の方が、情報をたっぷり得られるからです!
塾長時代の僕は、必ずこの流れで話をするようにしていました。
1度体験授業をすると、先生はその子の理解度を把握できるものです。
特に数学と英語の成績が悪い中学生には効果ありなので、悩んでいるご家庭はぜひ試してみてください!
体験授業と無料相談でオススメの塾・家庭教師をまとめましたので、参考にしてください。
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参考体験授業におすすめの塾2選【実績よりも重視すること】
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まとめ:成績が悪くても、親御さんは子どもを信じて適度な距離感を!
今回は、現時点で成績が悪い中学生への親御さんの接し方、やるべきこと・やってはいけないことを解説しました。
今回のまとめ
●親が気をつけるべき接し方
→過干渉にも無関心にもならないよう、バランスよく接しましょう。
●中学生とっての親のNG行動
①成績を叱る ②人前で子どもを悪く言う ③気持ちを代弁する ④罰をあたえる
●中学生の親がやるべき行動
①努力を褒める ②一緒に考える ③サポートに徹する
●ご家庭だけで解決が難しければ、塾や家庭教師の体験授業と無料相談を活用!
やる気を引き出せれば、どんな中学生でも成績を上げる力を持っています。親御さんはお子さんを信じて接するようにしましょう!
「どういうふうに成績をあげれば良いのか」を具体的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください!
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