
・どうやったらやる気にさせられるの?
・やる気にさせるために、親にできることってある?
多感な時期の中学生に「勉強しなさい!」と言っても、なかなか動いてくれませんよね。
お子さんが勉強しないのにはちゃんと理由があります。
その理由を解消してあげることが、やる気にさせる方法に直結するのです。
勉強にやる気がなかった中学生を変えてきた元塾長の僕が、お子さんをやる気にさせる方法をお伝えしますね!
この記事の執筆者
この記事は、
- 中学生が勉強をやる気になれないタイプごとの理由
- タイプに合わせた解決法
- 勉強のやる気にさせるために親ができること
という順で解説しています。
この記事を読めば、なぜお子さんが勉強のやる気を無くしているのか、どうすればやる気にさせられるのかがすぐ分かりますよ!
中学生が勉強しない理由・やる気にさせる方法
ひと口に「子どもが勉強をしない」と言っても、理由は人それぞれです。
ここでは理由を大きく4つに分けて、それぞれに合わせたやる気にさせる方法をお伝えします!
①何から勉強していいか分からない【解決法:得意・不得意を明らかにしよう!】

ですのでまずは得意・不得意を明らかにし、不得意なことを克服していきましょう!
「自分にとっての弱点を、簡単なものから順に1つずつ無くしていくこと」が勉強の基本。
「自分がいつからその教科が苦手なのか」を教科書・ワークを見ながら振り返ります。
そして「ここから苦手になったな」というところからやり直す計画を立てるのです。
中学に入ってずっと英語の文法が苦手だから、中1の問題集で復習してみよう!
小学校のときから速さの計算ができてなかったから、やり直してみよう!
という感じですね。

特に英語と数学は、苦手のやり直しをしないと点数が確実に上がらない科目です。
ご家庭で「苦手なところはどこか」を発見する作業を行い、何を勉強するのか考えましょう!
※塾の体験授業・無料相談という近道
ご家族だけだと苦手発見が難しいこともあると思います。
そういう場合は塾の体験授業で分析・発見してもらうのがいいかもです。
塾講師と教室長は指導のプロ。
一度授業をすれば、大体の苦手と対策を見つけることができるものなんですね。
※分析が目的なので、体験と相談で十分です。体験を受けたからと言って、必ず入塾する必要はありませんよ!
どの塾でももちろん大丈夫ですが、【個別指導塾スタンダード】なら各地に教室があって規模も大きく、ノウハウもたっぷり。
無料で分析してもらうのにはありですね。
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② シンプルにめんどくさい【解決法:学習開始のハードルを下げよう!】
次は勉強することがめんどくさく、やりたいことを優先してしまうタイプです。
この場合、最初はメチャクチャ簡単で得意な勉強から始めて、学習開始のハードルを下げましょう!
「やる気というものは、本当は存在しない」という説があります。
とにかく作業しているうちにスイッチが入り、どんどんエンジンがかかってきて「いつの間にか勉強していた」という状態が、やる気の正体なんです!
とはいえ「それができたら苦労しないよ!」「勉強を始める方法が知りたいんだよ!」というのが現実ですよね。(笑)
そういう中学生は、最初に取り組む勉強を、
- とにかく簡単で
- 短時間でできて
- 本人が得意なこと
に当てはまるものから始めてみてはいかがでしょうか?
例えば何かを覚えるのが得意な中学生は、
まず英単語を3つだけ覚えてみよう!
今日の社会の授業ノートを少し見てみよう!
とか。
計算問題が好きな子は、
中1の最初にやった計算問題を5問解いてみよう!
とかですね。
新しいことを勉強するより、よっぽど楽そうじゃないですか?
まずは得意なことから始め、その後に他の苦手なことを勉強をする時間を、少しずつ増やしていきましょう。
気がつけばエンジンがかかってきて、学習の習慣がつけられますよ!
③ 勉強の環境が整っていない【解決法:机と勉強空間を整理しよう!】
「いざ勉強を始めようとしたとき、机や部屋がグチャグチャ…。」
「息抜きでYouTubeを見だしたら、止まらなくなっちゃった…。」
これらは中学生だけでなく、僕たち親世代でもあるあるですよね。(笑)
勉強に集中できるように、まず机の上をしっかり整理しましょう。

また勉強の妨げになるゲームやスマホ、漫画などは、勉強空間におかないようにしましょう。
勉強中は保護者が預かり、休憩の時に時間を決めて遊ぶようにするのが得策です。

下のチェック項目を確認して、ぜひ勉強できる環境整理を親子で実践してください。
- 勉強はどこでするか(可能なら人目があるリビング)、そこはちゃんと集中できる環境か
- ゲーム、スマホ、漫画など誘惑になるものがない
- 机の上には最低限必要なものだけ(筆記用具、教科書、ワーク、ノート)
- 寝る前に、机の上が「起きたらすぐ勉強できる状態」になっている
④ 部活や習い事で忙しい【解決法:生活スケジュールを再確認し、スキマ時間をつくろう!】
部活や習い事で家に帰ってくる時間が遅く、集中して勉強する時間を確保することが難しい場合も多いです。
その場合は、いちど今の生活スケジュールを紙に書き出し、小さな勉強時間を生みだせないか確認してみましょう!
ポイントは「勉強時間はまとめて取れなくても大丈夫」ということです。
いわゆるスキマ時間ですね。
下の表のように、1日のスケジュールを書き出します。
それを頭の中で振り返りながら、「ここならスキマ時間を作れるかも?」というところと方法を考えてください!
スキマ時間を見つけられたら、次にそれぞれのスキマ時間で何をするかを決めます。
「朝の10分間で漢字を5個覚える」
「登校中の5分間で朝の漢字を脳内テスト」
「昼休みの10分間で午前の授業の復習」
「下校中5分間で今日の社会の内容を思い出す」
「お風呂の10分間で単語5個覚える+復習」
「寝るまでの10分間で明日の予習をサッとやる」
あくまで一例ですが、これだけで約1時間も宿題以外の勉強ができています!

いかがでしょうか?短い時間の積み重ねなので、そこまで大変そうではないですよね?
最初は慣れが必要ですが、3日も続ければ習慣になってきます。
スキマ時間の活用は受験生にも必要な勉強方法です。
忙しい中学生はぜひスケジュールを見直して実践してみましょう!
中学生を勉強のやる気にさせる方法【親子編】
ご家庭での学習はお子様だけでなく、保護者様にも本人をやる気にさせる鍵があります。
お子様をひとりにするのではなく、次に紹介するような方法を試してみてください!
一緒に目標を設定する
成績アップに向けて達成するべき目標を、親子で一緒に立てましょう!
勉強が苦手な中学生にとって、ひとりで具体的な目標を立てるのはとても難しいこと。
「〇〇高校合格」のような大きな目標から、そのために達成するべき小さな目標を、大人が一緒になって考えてください!
目標の立て方の記事を書きました。「目標の立て方が分からない!」という方はこちらをご覧ください!
高校や大学を一緒に見にいく
志望校や近くの高校、または大学を一緒に見にいくことも、お子さんをやる気にさせる方法の一つです。
「受験合格」という漠然とした目標だけでは、勉強は長続きしません。
「〇〇高校に行って野球部で活躍したい!」
「英語科のある△△高校で英語を勉強したい!」
こういった具体的なイメージを持つことで、モチベーション高く勉強できます。

高校の場合、オープンスクールや文化祭で自由に見て回れます。実際の学校生活を知る絶好の機会ですね。
また大学進学を考えているのであれば、中学生でも大学を見にいくことはオススメです。
敷地内に自由に入れる大学も結構あります。1つでも行くとやる気につながるハズです!
「ほめる」と「ありがとう」で親子関係を構築
親子関係が良好であれば、お子様の勉強に好影響を与えられます。
親子関係をしっかり構築するために、
- どんな小さなことでもほめる
- 何かをやってくれたら「ありがとう」
を日頃から心がけてください!
多感な時期をむかえていても、お子様にとって保護者様に褒められることが一番嬉しいことなんです。
できたことは「すごいね!がんばったね!」と素直にほめてください。
できなかったことがあっても、「でもここは前より理解できてるね!」とプラスの声かけをすることが大事です。
ベストな褒め方は「こんなことができるようになったなんて、メチャクチャ頑張ったんだね!」と努力を褒めることです!
「頑張れば成功するんだ!」という自己肯定感を育てられ、次もがんばろうという気持ちがお子様に芽生えるんですね。
生まれ持った才能ではなく、努力をほめるよう心がけてください。
またどんなに小さなことでもいいので、お子様に「ありがとう」を伝えてください。
親から感謝されることはお子様にとって嬉しいことです。自己肯定感が高まり、親子関係にいい影響を与えてくれます。
初めは照れ臭いかもしれませんが、家事の手伝いをしてくれた時やどんなことでもいいので「ありがとう」を伝えましょう!

※その他に親がやるべきこと、やってはいけないことをまとめてみました。お子さんとの接し方に悩んでいる親御さんはご覧ください!
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まとめ:中学生が勉強しない理由とやる気にさせる方法をきちんと把握!
今回は、中学生がなぜ勉強しないのかと、その解決法を解説してきました。
今回のまとめ
●中学生が勉強をしない理由と解決法
①めんどくさい → 簡単で得意なことから始めよう
②勉強の環境が整ってない → 机と勉強空間の整理をしよう
③忙しい → スケジュールを見直し、スキマ時間を活用
④何を勉強したらいいか分からない → 不得意なことを見つけよう
●中学生を勉強のやる気にさせる親の方法
①計画を一緒に立てる
②高校や大学の見学に行く
お子さんをやる気にさせるには、根性論ではなく具体的な方法や工夫を考えましょう!
またせっかく出たやる気を保つためには、目標設定は非常に大切です。ぜひ次の記事もあわせて参考にしてください!
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