
・勉強の目標をどう立てればいいか分からない…。
・まだ夢や目標がないんだけど、大丈夫?
・目標を立てるときに気をつけることって?
中学生にとって目標を持って勉強することは、モチベーションを保つ上でも大切です!
でも目標を考えるのって、中学生にとっては意外と難しいですよね?
これまで個別指導塾で、500人を超える中学生の目標を立ててきた僕が、具体的な目標の立て方を伝授します!
この記事の執筆者
この記事は、
- 中学生の目標の立て方手順
- 達成したい目標がない中学生の場合
- 目標を立てるときに気をつけること
という順で解説しています。
この記事を読めば、成績アップのための目標を自分で考えられるようになり、やる気をもって勉強できるようになりますよ!
目次
中学生が目標を立てる手順【大目標→中目標→小目標】
さっそく本題です。
中学生が勉強の目標を立てるときは、次の3つを順番に考えていきます。
- 大目標 → 最終的に達成したい目標(ざっくり)
- 中目標 → 大目標を達成するためにクリアする目標(ややざっくり)
- 小目標 → 中目標を達成するために日々がんばる目標(具体的)
大目標から順に設定することで、日々の小目標の達成が大目標の達成につながります。
実際に中学生の生徒と僕が立てていた目標がこんな感じです!
このように「小目標は中目標のため、中目標は大目標のため」と3つの目標がちゃんとつながるように設定します。
このやり方は、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手も取り入れています。
大目標 →「8球団からドラフト1位指名」
中目標 →「 コントロール」「体づくり」など
小目標 →「体幹強化」「食事夜7杯朝3杯」など
大目標の「ドラフト1位指名」を日々の小目標が支えているイメージですね!
「大目標をクリアするため、日々の小目標を決める」ところまでが目標設定です。
大目標・中目標・小目標が繋がるように、大きい方から順に決めていきましょう!
目標を自分で考える自信がなければ、塾の「体験授業」と「無料相談」を活用
このあと目標の立て方を説明していきますが、
「いや、細かい目標を具体的に考えられないから困ってるんだよ…」
という方もいると思います。
その場合は塾の「体験授業」と「無料相談」を活用しましょう!
(入塾ではないですよ)
- 体験授業→今の苦手の原因を分析してもらえる
- 無料相談→苦手の原因をもとに、何をすればいいかアドバイスしてもらえる
プロの目線で、しかも無料で目標設定を手伝ってもらえます。
体験授業や無料相談はどの塾で受けてもいいのですが、僕は大手をオススメします。
勉強や受験のノウハウが多く、当たり外れが少ないからです!
体験授業にオススメの塾を2つだけ紹介しているので、こちらの記事をご覧ください。
大目標を決める【心から達成したいこと】
まずは、絶対達成したい大目標を決めます。
サッカー強豪の〇〇高校でサッカーしたい!
英語を専門的に勉強できる△△高校に合格!
アルバイトが自由な××高校にいきたい!
などです。学校名に加えて「合格したい理由」があるとより良いですね。
大目標を決めるポイントは、心から達成したいと思える夢を目標にすることです。
大目標は勉強を続けるためのモチベーションになります。
「絶対に叶えるぞ!」という強い意志で決められるほど、良い目標だといえますね!
「心から達成したい目標がない…」という中学生の場合は、「勉強しないとまずいこと」を大目標にしましょう。
・「あの学校は荒れているから、もう少し上の〇〇高校に行きたい」
・「将来仕事に就けなくて、お金がもらえないのはイヤだな」
みたいなことです。
一見ネガティブに見えますが、結果として頑張れれば問題ありません!
(実は僕も「バカに思われたくないから、平均点は取るよう頑張ろう」というのが、中学生時代の目標でした…。(笑))
まずは心から達成したいと願う大目標を設定してみてください!
中目標を決める【大目標達成に必要なこと】
大目標が決まったら、それを達成するために今の自分が達成するべきことを中目標にしましょう。
中目標は3〜5個くらいあるといいです。
もし英語や体育が苦手なら、
2学期の期末テストまでに英語で平均点!
2年生のうちに体育で3を取ろう!
など。
提出物が出せていなくて内申点が足りていないのであれば、
今月から提出物はすべて期限内に出す!
という感じですね。
中目標で大切なのは、「3学期までに」とか「2年生のうちに」という感じで、達成の期限を決めておくことです。
「期限までに達成するためには何をしないといけないだろう?」と考えられ、次の小目標が設定しやすくなります。
大目標に到達するために必要なことは何かをよく考え、いつまでに達成するのかを決めましょう!
小目標を決める【日々達成する具体的なこと】
中目標を達成するために必要な小目標を、さらに細かく設定しましょう。
できるだけ具体的な数字が入っていると効果大です!
中目標が「英語の定期テストで平均点を取る」なのであれば、
新単語を1日5個覚える
中1のワークを毎日2ページ復習する
などが小目標になると思います。
「体育で3を取る」が中目標なら、
授業中に1回は先生にアドバイスをもらいにいく
期末テストで80点を取るよう計画的に勉強する
などですね。
提出物を期限内に出すのであれば、
提出物の期限を書くメモ帳を用意する
帰ってきたらすぐにカバンを整理する
など。
小目標は多いほど中目標に近づくので、考えられるだけ設定して構いません。
注意点ですが、小目標は自分の生活に合っていて、本人が達成可能だと思えるものにしてください!
部活や習い事で忙しいなか、いきなり「ワークを毎日10ページやる」などのハードルが高いものにしてはいけません。
絶対に挫折しますし、勉強内容も頭に入ってきません。

「絶対に達成できる」思えるくらい小さくて具体的な目標を、考えられる限り設定してみましょう。
中学生の目標を立てるときに気をつけること
目標を立てるとき、気をつけてほしいことがいくつかあります。
意識しないとつい抜け落ちることばかりなので、よく読み目標設定をしてください!
目標は途中で軌道修正してOK
勉強を進めていくと、「やっぱりこっちの勉強方法の方が良さそうだな…。」と思うことが出てきます。
その場合は、小目標や中目標を修正しても問題ありません!
一番大切なのは予定を守ることではなく、「大目標を達成すること」です。
そのためにより良い方法が見つかったのなら、修正することは大切ですよね!
勉強の予定は「達成できればいいけど、途中で修正してもいい」くらいでいいと考えておきましょう!
勉強時間を目標にしてはいけない
「1日5時間勉強する!」のような、勉強時間を目標に設定するのはNGです。
それよりまず何を勉強しないといけないかを洗い出しましょう。
勉強時間を目標にすると…
・時間だけに気を取られ、必要な内容を勉強できないかも…
・ボーッとしている時間も勉強時間に入れている可能性がある

勉強時間を目標にすると「いっぱい勉強した」と感じられるので、つい設定してしまいます。
ですがここは「何を勉強することが大切か」を先に考えて、それに必要な勉強時間を決めるようにしましょう!
目標は親が決めてはいけない
目標は最終的に親が決めるのではなく、お子様本人が決めるようにしてください。
理由はシンプルで、自分で目標を決めた方がモチベーション高く勉強できるから。
自分で目標設定することを「内発的動機付け」といい、やる気が維持されて苦しい壁も乗り越えやすいことがわかっています。
内発的動機付けによる行動は、本人が自分で決めた目標であり、モチベーションが維持されやすく、状況の変化や高い壁にぶつかった際に、諦めずに解決方法を模索して目標に向かいやすいという特徴があります。
ご家庭で目標について話すことは大切です。
ですが目標は、本人が決めることに意味があるんですね。
保護者様は聞き手とサポートに回り、未来の成功している姿をお子様に想像させるよう心がけてください!
睡眠時間は減らさない
忙しくても、睡眠時間をけずって勉強するのは絶対に避けましょう!
充分な睡眠時間が取れていないと体調を崩しやすくなり、結局予定が崩れてやりたいことがやれなくなってしまいます。
成長期の中学生にとっては、睡眠時間の確保も大切なポイントです。
忙しくても8時間睡眠をするよう、親御さんからも声かけをしてください!
部活などで忙しい中学生の勉強スケジュールの作り方をかきました。目標が決まったらこちらも読んでみてください。
まとめ:中学生が目標を決める時は【大目標→中目標→小目標】の順で!
今回は「中学生が勉強目標を立てるときの手順」を解説しました。
今回のまとめ
●中学生の勉強目標を立てる手順
→①大目標 ②中目標 ③小目標の順
→小目標の達成が、中目標・大目標の達成につながる
●目標を立てるときに気をつけること
→途中でより良い方法に修正してOK
→勉強時間は目標にしない。内容重視!
→目標はお子さんが決める。親が決めるのはダメ
→忙しくても、睡眠時間は削らない
自分の意思で目標を立てて勉強できることは中学生のときだけでなく、大人になってからも役立つ力です。
最初はご家族で話しあいながら目標を立てて、徐々にご自身で考えられるようにして行きましょう!!
大目標の設定として志望校を決めることが重要です。志望校の決め方の記事も一緒に読んでください!
こちらもCHECK
-
-
【やる気倍増】中学生の志望校の決め方は、この3ステップでOK!
続きを見る