
・志望校っていつ決めたらいいの?
・志望校の決め方を教えてほしい!
・志望校を決めるとき、親はどうしたらいいの?
中学生の志望校の決め方ってむずかしいですよね。
お子さんにちょうどいい学校はどこなのか分からなかったり、懇談で先生に「今の学力だとこの学校は難しい」と言われてしまったり…。
そこで今回は、塾で500組以上のご家庭の進路相談をしてきた僕が、志望校の決め方をお教えします!
この記事の執筆者
この記事は、
- 志望校は早く決めた方がいい理由
- 志望校の決め方3ステップ
- 志望校を決めるときの親の役割
という順で解説しています。
この記事を読めば志望校の決め方が分かり、お子さんが目標に向かって勉強できるようになりますよ!
目次
志望校を決めるのは早いほど有利!
志望校の決め方に関する相談で多かったのが、「志望校はいつ決めればいいですか?」というものでした。
テストなどの目先の目標だけでなく、志望校という大きな目標がある方がモチベーション高く勉強できるからですね。
実際に僕の塾でも、1・2年生から志望校を決めて勉強していた生徒は、成績がずっと上位でした。
特に数学と英語は中3から勉強し始めると、受験までに間に合わない可能性があります。
1・2年生から基礎をしっかり勉強しておくためにも、志望校という目標を早くから持つのは大切ですね!
地域によっては、1・2年生の内申点も高校受験に影響する場合があります。
3年生になるまでに志望校の候補がいくつかある方が、成績や内申点に良い影響を与えてくれますよ!
志望校の決め方ステップ① どんな高校に行きたいか話し合う
それでは志望校の決め方を見ていきましょう。
まずはご家庭で、「こんな高校に行きたい」「こんな高校生活を送りたい」というのを、今の成績を無視して話し合ってください。
「受験に合格することでどんな未来が待っているのか」を具体的にイメージできた方が、お子さんは継続して勉強をがんばれますよね。
また中学生にとっては、高校に行って何ができるのか知らないことも多いです。
こんな高校や学科があるよ!
高校生になったらアルバイトしたい?
というように選択肢を示し、未来の自分の姿を想像させてあげてください!
次の6項目を話し合えれば、大体の想像はつくはずです。
①専門科か普通科か
「将来は車関係の仕事をしたい」「服飾のデザイナーになりたい」など具体的なイメージがある場合、工業科や服飾科などの専門科があることを教えてあげてください。
大体の子は具体的に固まってないと思いますので、その場合は普通科でOKです。
②公立か私立か
私立は滑り止めとしてだけでなく、学校の特色に憧れて受験することもあります。
ホームページや資料で学校の雰囲気を共有し、こんな学校もあるんだよということを伝えましょう。
ただ私立は公立より学費が高いので、ご家庭の都合に合わせて現実的な道を探って下さい。
③共学か男子校/女子校か
男子校や女子校の方が、異性の目を気にせず好きなことに打ち込めるお子さんもいらっしゃいます。
④進学校がいいか
将来的に大学進学も考えているようであれば、進学実績のある学校の方がいいことを教えてあげて下さい。
⑤部活・アルバイト
高校は勉強のためだけに入学するわけではありません。勉強以外の時間を充実させるために、高校で部活やアルバイトをしたいかも話し合いましょう。
⑥家からの距離
どうしても行きたい高校が家から遠いこともあります。どれくらいの通学距離であれば通えるのかを話し合ってください。
毎日のことですので基本的には家から近い方がいいと思いますが、どうしても行きたい学校が遠い場合は選択肢に入れてもいいでしょう。

志望校の決め方ステップ②学校の情報を集める
どんな高校にいきたいか・どんな高校生活を送りたいかが決まったら、それを実現できる学校があるか情報を集めましょう!
方法はいくつかありますので、紹介します。
本で情報を集める
本屋に高校受験情報の本はたくさんあります。出版社が出していますから、正確で詳しい情報を集めるのに適していますね。
首都圏や関西版、県別などに分かれていますので、お住まいの地域に関する本を1冊持っておくといいでしょう!
首都圏なら高校受験案内(声の教育社)、関西圏なら高校受験ガイドブック(大阪進研)がオススメです。
その他の地域でも専用の受験情報の本がありますので、1冊準備しておきましょう。
インターネットやSNSで情報を集める
インターネットを利用して、学校の偏差値や雰囲気を知ることができます。
特に私立はホームページの内容が充実しているので、学校の魅力が伝わってきますね。

※インターネットやSNSの情報だけを信じないこと!
本の情報に比べると、インターネットやSNSはテキトーな情報も多いです。
在学生がつぶやいているリアルな情報もあるのがSNSの魅力です。一方で誰でも気軽に投稿できるのも特徴ですので、信頼性が低い情報もあります!
インターネットやSNSだけでなく、本や他のメディアからも情報を集めて総合的に判断しましょう!
学校説明会や文化祭に参加する
高校実施の学校説明会や文化祭にはぜひ参加してみましょう!
学校説明会や文化祭のメリット
・学校の雰囲気を感じられる!
・実際に学校を見ることでモチベーションも上がる!
・評判だけで膨らませていたイメージとのギャップを知り、志望校を考え直すきっかけに!
学校によっては体験入学が夏ごろにもありますし、秋ごろの学校説明会と合わせて行ってみることをオススメします。

塾の無料相談で情報を集める
意外と見落としがちですが、塾で進路相談をしてくれます。「子どもの進路について相談したい」と問い合わせしてみましょう!
塾は各高校の情報はもちろん、受験に関するヒントがたっぷりある場所です。
地域に根ざした塾なら、お子さんに合わせた進路指導とアドバイスをしてくれます!
時間があるようでしたら、相談の前に体験授業を受けて今の理解度を把握してもらいましょう。
より具体的で的確なアドバイスをしてもらえるので、効果大です!

どの塾で相談を受けても問題ありませんが、ここでは〇〇を載せておきます。
- 大手で情報が豊富
- 全国に校舎がある
- 他の塾との比較の基準になる
という特徴があるので、「どこの塾がいいか分からない」という場合はまず〇〇で問題ないです。
志望校の決め方ステップ③志望校を3段階の難易度に振り分ける
いい感じの志望校がいくつか見つかったら、それらの学校を
- チャレンジ校
- 実力相応校
- 合格可能校
の3つの難易度に割り振りましょう!
やり方ですが、各学校の偏差値と、お子さんの模試での偏差値を比べて下さい。
今の学力より上の学校はチャレンジ校、学力と学校の偏差値が同じくらいなら実力相応校、実力より下の学校は合格可能校という感じです。
各難易度に少なくとも1校入っているのが理想ですね。

チャレンジ校があるとモチベーション高く勉強を続けられますし、合格可能校があると安心感が生まれます!
これで志望校の設定は完了です!
成績の変化やお子さんの希望によって、途中で志望校を変更して大丈夫です。大切なのは「志望校という目標があること」です。
「今の成績だと行ける学校が無い!どうしよう…」というご家庭は、まずは内申点を上げることから始めましょう。
こちらの記事に内申点の上げ方を書きましたので、ぜひご覧ください!
志望校の決め方で大切なのは「お子さんが自分で決めること」!
志望校の決め方で大切なのが、「志望校は親や先生ではなく、お子さんが自分で決める」ということです!
志望校を決めることは、やる気を生むための目標づくりです。
ですが塾の面談で、
学校の懇談でムリと言われたから…。
親がこの高校にいけと言うから…。
と答える生徒が結構います。
そんな風に決めた学校を目指して、勉強のやる気を出せるでしょうか?
もしその学校に受かったとしても、高校生活を楽しめるでしょうか?

志望校に関して親御さんは話を聞いて上げつつ、お子さん本人が決めるようにサポートしていきましょう!
まとめ:志望校の決め方を知り、早めの目標設定をしましょう!
今回は志望校の決め方について解説しました。
今回のまとめ
●志望校は早めに決めよう
→目標を持って勉強できるから
→1・2年生も志望校について考えた方がいい
●志望校の決め方3ステップ
①どんな高校がいいかご家庭で話し合う
②高校に関する情報を集める
③「チャレンジ校」「実力相応校」「合格可能校」に振り分ける
●志望校はお子さんが自分で決める!親は聞き手になろう
目標のないまま勉強を続けることは、ゴールがないマラソンをさせられているようなものです。
お子さんが自主的・計画的に勉強できるよう、早い段階から志望校の決め方について話し合いましょう!
志望校が決まったら、あとは勉強していくだけです!
中学生が日々どのように勉強すればいいのかについて書きました。すごく大切な内容ですので、ぜひ続けて読んでください!
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