
・中学生の勉強スケジュールってどうやって立てるの?
・スケジュールを立てる時に気をつけることは?
・スケジュール通り勉強できるか不安…
中学生にとって、勉強スケジュールを立てて勉強することは大切です。
とはいえ部活や習い事で忙しいお子さんが多いので、帰宅しても勉強せずに寝てしまっている…なんてことはないでしょうか?
500人以上の勉強スケジュールを組んできた僕が、勉強スケジュールの立て方・継続の方法を、実例を交えてお教えします!
この記事の執筆者
この記事では、
- スケジュールの立て方(実例あり)
- 勉強スケジュールを立てる時に知っておくべきこと
- スケジュールを毎日継続するポイント
という順で解説しています。
この記事を読めば、中学生の勉強スケジュールの立て方が分かり、忙しくても全教科の成績を上げる勉強ができるようになりますよ!
目次
中学生のスケジュールの立て方
さっそく、中学生のスケジュールの立て方を解説していきます。
この方法をもとに、お子様の生活リズムに合うスケジュールを立てましょう!
なおこの記事ではスケジュールの立て方を解説します。
具体的な勉強法は毎日の勉強法の記事を参考してください!
普段の勉強は平日に英数、土日に理社国
まずはテスト勉強期間までの、普段の勉強スケジュールについてです。
一例ですが、こんな感じが理想です。
普段のスケジュールは、
- 平日→英語・数学を中心に勉強
- 土日→理科・社会・国語を勉強
が基本です。
英数は前学年までの内容も出題されるので、
①次のテスト範囲
②今まで習った範囲の苦手克服
の2つが必要です。

普段から勉強し、苦手克服をする必要があるということですね!
また早く確実に解くためには、何度も問題を解く必要があります。
テスト直前から勉強を始めても間に合いません!普段から取りかかるようにしましょう!
逆に理科や社会、国語は単元ごとに内容がバラバラです。
やり直しをする必要がないので、普段は土日の勉強で十分です!
「平日は英数、土日は理社国を勉強」を意識して、毎日の勉強法に書いてある勉強を普段の生活に取り入れて下さい!
テスト勉強期間は中間テストが2週間、期末テストが3週間!
最終調整をしていくテスト勉強期間ですが、
- 中間テストは2週間前から
- 期末テストは3週間前から
となるようスケジュールを組みましょう!
部活が休みになるのはテスト1週間前からだと思います。
ですが2週間前には大体のテスト範囲が分かるはずなので、早めに取り組みましょう。

テスト勉強期間:英数は確認と繰り返しだけ。理社国と副教科を重点的に!
普段からちゃんと勉強していれば、英数はワーク・問題集を繰り返すだけでOK。
テスト勉強期間では、ワークや問題集を2周、3周、4周…とやっていきましょう。
テスト勉強期間は、中間テストなら理科・社会・国語の3教科を、期末ならそれらに副教科を加えた7教科を重点的に勉強しましょう!

例えば理科が苦手だったとすると、中間テストはこんなスケジュールが考えられます。
(時間はあくまで目安です。苦手具合や理解度、生活リズムによって変えてください。)
中間テストのポイント!
テスト2週間前
・テスト勉強期間までに、英語と数学のワークを1周している
・テスト勉強期間では、英数は新しいことを覚えるのではなく、繰り返しに力をいれる
・苦手な理科を毎日勉強し、国語と社会を交互に勉強
テスト1週間前
・英語と数学は引き続き繰り返して慣れるだけ
・理科・社会・国語に時間を多く取る
続いては期末テストのスケジュール例です。これも理科が苦手だとします。
(こちらも勉強時間はあくまで目安です!)
期末テストのポイント!
テスト3週間前
・部活も忙しいので、英語と数学はまだワーク1周目と苦手克服
・理科、社会、国語の勉強を少しずつ始めていく(苦手な理科が少し多め)
テスト2週間前
・中間テストと同じく、英語と数学はワーク2周目に入る
・この週に理科、社会、国語を一通り勉強する
テスト1週間前
・英数は引き続き繰り返して慣れるだけ
・理科・社会・国語は苦手なところを重点的に勉強
・副教科に時間を多く使う!
イメージできたでしょうか?
あくまで一例ですので、お子さんの理解度や生活に合わせながら参考にしてください。
中間も期末も、テストが近くにつれて「覚える勉強」から「慣れる勉強」に変わっていくイメージを持ちましょう!

※時間がない・長時間勉強が不安な中学生はスキマ時間を活用!
「部活や習い事が忙しくて、普段こんなに勉強できる時間ないよ…」
「こんな長時間勉強できる自信がない…」
そんな中学生には、スキマ時間を見つけるのがオススメです。
小さな勉強時間を集めることで、勉強時間を作ることができます!
一回の勉強時間も短いので、長時間勉強するのが苦手なお子さんにも向いていますよ!
スキマ時間について書いた記事をご覧ください!
中学生がスケジュールを立てるときに絶対知っておくべきこと!
スケジュールを立てる前に、必ず知っていただきたいことが2点あります。
この2点を理解していないと、成績が上がるスケジュールを立てることができません!しっかり読んでからスケジュールを立てましょう。
「思い出せる」ではなく「すぐ解ける」状態を目指す
「テストの問題を見たらすぐ解ける状態」を最終目標として、スケジュールを組みましょう!
成績の上がっていない中学生は、テスト当日までにテスト範囲を一周終わらせるだけのスケジュールを組むことが多いです。
これだと「じっくり考えればなんとか解き方を思い出せる状態」でテストを受けることになり、絶対に時間が足りません!
また結局解き方を思い出せず、点が取れない可能性も大きいです。

テストでは反射的に回答できるよう、ワークや問題集を何周もするスケジュールを立てる意識が大事ですよ!
「テスト勉強期間」より前から、テスト勉強を開始する
成績の上がっていない中学生は、部活が休みになるテスト1週間前を「テスト勉強期間」と考え、ここから勉強を開始します。

これからは
と考え、毎日勉強するようお子さんの意識を変えましょう!
実は英語と数学はテスト範囲の内容だけでなく、今まで習ってきた内容を理解していないと成績が上がらない科目なんです。
なので普段から、今までのやり直しや苦手克服の勉強をする必要があるんですね。テスト1週間前から勉強を始めるようでは絶対に間に合いません!

具体的なスケジュールは後で解説しますが、テスト1週間前よりもっと前から定期テストを意識して勉強するよう、お子さんと話をして下さい。
【中学生は忙しい】勉強スケジュールは少しずつ増やそう
勉強スケジュールの立て方を解説してきました。
しかし中学生の生活は多忙。いきなり全てを完璧にやろうと考えなくて大丈夫です!できることから始め、少しずつ勉強時間を増やしていきましょう。
スケジュール通りに勉強を継続するためには、勉強を習慣化するのが一番です!
ですがもともと好きじゃない教科の勉強をいきなり毎日いっぱいやるのは、お子さんも苦痛でしかないですよね?
これだと途中で挫折してしまいフリダシなので、少しずつやることを増やしていくのが継続のコツです!

最初からすべてやろうとしなくて大丈夫。まずは今日の授業の振り返りだけなどから始め、徐々に調整すればOKです!
まとめ:中学生は余裕をもってスケジュールを組み、少しずつ勉強時間を増やそう!
今回は中学生のスケジュールの立て方について解説しました。
今回のまとめ
●スケジュールを立てる時に気をつけること
→最終目標は「一瞬で問題が解ける状態」
→テスト勉強期間より前からの勉強が大事
●スケジュールの立て方
①平日は英語と数学中心、土日は理科と社会と国語
②中間テストは2週間前から、期末テストは3週間前からテスト勉強期間にする
③テスト勉強期間は理社国+副教科の勉強がメイン。英数は繰り返して慣れるだけ
●いきなり完璧に勉強しようとしない!できることを少しずつ増やす!
中学生は忙しいです。だからこそ計画的にスケジュールを組み、継続して勉強する必要があります!
お子さんの生活にあった勉強スケジュールを、少しずつでいいので一緒に組み立ててくださいね!
具体的にどんな勉強をする必要があるのかを知る必要もありますので、毎日の勉強法の記事も一緒に読んでください!
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