スケジュールの立て方 中学生の勉強法

【効率的に成績アップ】中学生の毎日の勉強法を元塾長が解説!

【効率的に成績アップ】中学生の毎日の勉強法を元塾長が解説

 

中学生

・中学生の毎日の勉強法って、具体的にどんなの?

・どの教科を、どれくらいやればいいの?

・家や学校でどう勉強させたらいいか分からない…

 

中学生が成績を上げるためには、正しい毎日の勉強法を知る必要があります。

やみくもに勉強しても、効率的に点数は上がりません。

 

とはいえ「どう勉強させればいいか分からない…」という親御さんがほとんどだと思います。

 

これまで500人以上の中学生の勉強相談を行い、英語で最大60点アップを実現した僕が「中学生がやるべき毎日の勉強法」を解説します!

 

この記事の執筆者

しらべこ自己紹介

 

この記事では、

  • 勉強する教科の時間配分
  • 家での毎日の勉強方法
  • 学校での勉強方法
  • テスト前の毎日の勉強方法

という順で解説しています。

 

この記事を読めば、お子さんが日々どんな勉強をすればいいか分かり、効率的に成績アップできますよ!

 

※この記事とあわせて「中学生のスケジュールの立て方」を読んでいただくと、より効果的な勉強ができます!

 

 

「普段は英数、テスト前は理社国・副教科」が毎日の勉強法の基本

普段は英数、テスト前は理社国と副教科が中学生の毎日の勉強法の基本

勉強する教科の割合ですが、

普段→平日は英数、土日は理社国

テスト前→理社国と副教科が中心

となります。

 

英語と数学は学校の宿題や予習・復習に加え、これまで習った範囲の苦手克服が必要です。

つまりやることが多いので、早くから取り掛かる必要がある科目なんですね!

 

逆に理科や社会、国語は単元ごとで内容が全然違うので、土日とテスト前の勉強で間に合います。

副教科は入試がないので、期末テスト直前だけしっかり勉強できていれば大丈夫なのです!

 

しらべこ
塾での学習相談で「どういう勉強をしてる?」と聞くと、「好きな科目や得意な単元、解ける問題から勉強してます。」という中学生が多いです。これだといつまで経っても得点は上がりませんよね…!

 

定期テストで点を上げるためには、毎日の勉強法を知ることがすごく大事なのです。

 

中学生の毎日の勉強法【ご家庭編】

中学生の毎日の勉強法【ご家庭編】

ご家庭での毎日の勉強法について説明します。

 

やるべき勉強は

  • 予習
  • 復習
  • 苦手克服

の3つです。

 

ただ、ノープランでこの3つを勉強していても点数には繋がりません。

3つの勉強の優先順位と、それぞれの勉強法を解説していきます。

 

勉強の時間配分は「予習<復習<苦手克服」

普段は英語と数学をやっていくのが毎日の勉強法の基本です。

その英語と数学を、①苦手克服②復習③予習の順に時間をかけて勉強しましょう!

 

予習は「まだ習っていないことを勉強する」ということです。つまり勉強してもあまり理解ができない可能性があります。

 

その予習より、

・習ったことを忘れないための復習

・今勉強している内容に繋がる過去単元の苦手克服

こちらの方がずっと大事ですよね!

 

もちろん予習をすることも大切です。しかし時間配分としては、復習と苦手克服を多めに設定しましょう。

 

予習の方法

まず予習の方法ですが、やることは2点です。

  1. 次の授業の教科書内容をざっと見て、どんなことをやるのか確認する
  2. 「分からない」と感じるところにチェックを入れる

 

予習をする最大のメリットは「分からないところを明確にすることで、授業でその説明に集中でき、解決できる」ことです。

 

何の予習もなしに授業を受けてしまうと、授業で出会うすべてが初めての勉強になります。

これでは理解するので手一杯になり、どこが苦手なのかも分からないまま授業が終わります。

 

英語と数学それぞれでやるべき予習内容を把握しましょう!

英語の予習方法

次の授業の教科書本文を音読

→知らない単語の発音と意味を調べておく

→理解できない文章・文法にチェックを入れておく

 

数学の予習方法

次の授業の教科書を読み、問題と解説に目を通す

→問題や解説の意味が分からないところにチェックを入れる

(解く必要はない!)

 

予習は一日5~10分でもいいです。

「こんなことをするんだな」「ここが分からないから授業をよく聞こう」と事前に準備するだけで、授業に集中して取り組めるようになります!

 

復習の方法

復習でやることは、次の2点です。

  1. 今日授業で習ったことの確認
  2. 前回までの授業でやったことの復習

 

復習するメリットは「本来すぐ忘れてしまうことを覚えたままテストに挑める」ということです。

 

人の記憶力の弱さを表した有名なデータとして、「エビングハウスの忘却曲線」があります。

人は20分後には42%忘れ、1日後には67%忘れ、31日後には79%忘れる。 

出典:wikipedia(ウィキペディア)「忘却曲線」

つまり新しく覚えたことを放置していると、1ヶ月も経てばほとんど忘れてしまっているということですね!

これだけ忘れやすい記憶を、授業で初めて習ってからテストまで保つのに必要なのが、「復習」なんですね。

 

復習する理想的なタイミングは以下の通りです。

復習を繰り返すタイミング

①習った日の寝る前

②翌朝

③週末

④テスト勉強期間

⑤テスト直前

 

テストまでに少なくとも上の5回は復習しておいた方がいいです。

(もちろん余裕がある人はもっと復習していいですよ!)

 

授業で習った日の夜は「こんな内容だったな」くらいで大丈夫です。

ですが2回目以降の復習では、実際に問題を解いて復習することを強くオススメします!

 

しらべこ
自分で自分に小テストを作ってみるのも良い手段ですよ!(テスト効果といいます)

 

復習ではワークを活用

復習には学校のワークを使い、テスト勉強期間までに1周するようにしましょう。

 

ワークとは先生が「これをやれば良い」として渡している問題集。色々な教材に手を出さずとも、これだけで十分なのです!

 

ワークを活用する時の注意点

直接書き込まない

→テストまでに何周もするから。

解ける問題は飛ばす

→解ける問題に時間を使うのはもったいないです!

丸つけして終わらない

→丸つけは「解ける問題と解けない問題の区別」。間違えた問題を解けるまでやる!

教科書や答えを写さない

→提出することが目的ではないはず。

 

ワークからテスト問題が出題されることも多いです。

どの教材よりも優先して繰り返し解くようにしましょう!

 

英語と数学の苦手克服【最重要】

予習と復習が終わったら、英語と数学の苦手単元のやり直しをしましょう!これが最も重要です!

 

何度もいうように、英語は基礎ができていないと今の単元も理解できません。

またこれまで習った内容も引き続き出題されるので、苦手を放置していると得点をドンドン失います!

 

しらべこ
入塾する生徒のほとんどが英語か数学、もしくはその両方の授業を希望します。それだけみんな苦手克服ができていない証拠ですね!

 

独学で苦手克服をするなら、市販の問題集を使いましょう!学年で絞ってある問題集がいいです。

よっぽど苦手であれば、予習復習よりもこちらを先に終わらせる予定を組みましょう!それだけ大事な勉強です。

 

英語・数学が平均点以下 → 【塾に相談しよう】

英語と数学が平均以下ということは、

・どこが苦手なのか、自分でも分かっていない

・嫌いな科目なので、勉強する気にならない

となっている可能性が非常に高いです。

これは早急に改善しないとドンドン分からないことが増え、中3になると取り返しがつかなくなります!

 

ご家庭だけで解決するのはかなり難しいと思いますので、とっておきの方法を紹介します。

塾の体験授業と学習相談です!(入塾ではないですよ)

 

 

塾の講師なら一度体験授業をすれば、その中学生の苦手が大体見当がつきます。

その上でどのような勉強をすればいいか、プロの目線でアドバイスをもらいましょう!

 

しらべこ
可能であれば、塾長に体験授業をお願いできると相談もスムーズですね。

 

苦手克服のために塾に入るのももちろんいいですが、まずは「体験授業で苦手発見→学習相談」でデータを集めるのも一つの手段です!

 

またいくつかの塾で体験授業と相談を受けた方が、より正確なデータが手に入りますよ!

ここでは、全国区なのでお住まいの地域にもあると思われる〇〇をオススメします。

大手ですので受験や各学校に関する情報も多いですし、他の塾での話と比較するためにも有効ですね!

 

中学生の毎日の勉強法【学校編】

中学生の毎日の勉強法【学校編】

学校では授業の内容を理解するよう全集中します!

 

すでに家での予習で分からないところにチェックを入れていますから、分からないところを分かるようにするつもりで授業に取り組むのです。

 

しらべこ
予習ができていない生徒は、先生が黒板に書いたことをせっせとノートに写す作業で授業が終わります。完全に思考停止ですよね…!

 

当たり前ですが、授業中は勉強しかできません。授業内容すべて理解するつもりで取り組むのです!

それが家に帰ってからの勉強時間を短くすることにもなりますよね。

 

※授業で理解できなかったことは、授業終わりで先生に必ず質問して解決しましょう!

分からなかったところを放置していると、その次の授業からドンドンついていけなくなります。

習ったばかりなら理解も早いですので、遅くても次の授業までには質問して理解しましょうね。

 

中学生の毎日の勉強法【テスト勉強期間編】

中学生の毎日の勉強法【テスト勉強期間編】

テスト勉強期間における毎日の勉強法は、

  • 英数→これまでの繰り返し、ワークの2周目・3周目…
  • 理社国・副教科→重点的に勉強する

ですね。

 

テスト勉強期間までに英数をしっかり勉強できていれば、あとは繰り返して一瞬で解けるようになるだけです!

間違いや解けない問題を減らしていくよう意識して、ワークを2周目・3周目…とやりましょう。

 

理社国もテスト勉強期間の最初の1週間目で一通り覚え、2週目でワークを繰り返します。

英数の短縮版と考えてください。

 

しらべこ
中間は2週間前から、期末は3週間前からテスト勉強期間とします。期末は最終週に副教科を集中的に勉強しましょう!

 

毎日の勉強法の最終目標は「一瞬で問題が解ける状態になること」。ワークやテスト範囲を終わらせることが目標にならないよう、お子さんと意識を合わせてください!

 

テストが返ってきたら必ずテスト直しを!

テストが返ってきたら、間違えた問題をもう一度解きましょう。間違えた理由を探るのです。

 

ここまで準備して間違えたということは、これからのテストや模試でも再発する可能性がある間違いということです。

もしケアレスミスならどういうケアレスミスなのか、どうすれば防げるのかを考える必要がありますね。

 

しらべこ
模試でも同じですが、この直しをしているかどうかが今後の成績の伸びに大きく影響します!

 

テストとは文字通り「理解できているかをテストするため」にあります。

点数だけを見て叱るのではなく、しっかりと次につなげましょう!

 

まとめ:中学生は正しい毎日の勉強法を知り、効率的に勉強しよう!

今回は中学生の正しい毎日の勉強法について解説しました。

 

今回のまとめ

勉強する科目の配分

→普段は平日が英数、土日が理社国

→テスト前は理社国と副教科を重点的に


家での毎日の勉強法

→予習<復習<苦手克服の優先順位で勉強する

→予習はざっとみて分からないところをチェック

→復習はワークを活用して、テストまで忘れないよう勉強

→英数の苦手単元の勉強に時間を使う。家で難しければ塾に相談


学校では予習した内容に全集中

→ノートを写すだけでは成績は上がらない


テスト勉強期間は理社国と副教科を重点的に!

→英数はこれまでの繰り返し

 

細かな勉強法は人によって異なります。

ですが、

英語と数学が苦手な中学生が多い」

「できる問題ばかり解いてる」

などの共通点は確かにあります。

今回お伝えした方法を参考にして、毎日の勉強法を見直してみましょう!

 

英語と数学それぞれの苦手克服勉強法を書きました。

苦手というお子さんでしたら、こちらを参考に克服してください!

 

 

 

  • この記事を書いた人

しらべこ

個別指導塾の元塾長(5年)、今はオンライン家庭教師(4年)|500人以上の中学生を指導|330校の中で入塾者数1位を獲得|英語を教えるのが得意。最高で31点→91点にアップ

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