
・数学な苦手な中学生は何をしたらいいの??
・数学はどう勉強したらいい??
・数学が苦手なら塾に行くべき??
数学で悩んでいる中学生は多いと思います。僕も中学のときに一番苦手だったのが数学でした!
小学校の時から算数が苦手…
小学校ではテストで80点くらい取れてたのに、中学では点数が上がらない…
計算問題ができても、文章題が解けない…
あなたもこんな風に悩み、やる気を無くしているのではないでしょうか?
個別指導塾と家庭教師で9年間数学を指導している僕が、数学が苦手な中学生の勉強法をお伝えします!
この記事の執筆者
この記事では、
- 数学で最も大切なのは「苦手克服」
- 数学が苦手な中学生へのオススメの勉強法
- 数学が苦手な中学生は塾に行くべきか
という順で解説しています。
この記事を読めば数学の勉強法が分かり、それに沿って勉強していくことで数学を得意科目にできますよ!
目次
中学生の数学は【苦手克服】で攻略できる!
数学が苦手な中学生に一番必要なのは、「小学校・中学校で苦手な単元をやり直し、克服すること」です。
「何当たり前のこと言ってんだよ…」と思うかもしれませんが、これをしていない中学生がほとんどなんです。
これまで習ってきた知識を基礎としながら進み、学年が上がるに連れて難しくなっていくのが数学です。
つまり「過去の単元で理解できていないせいで今の学年の内容が分からないこと」が、数学が苦手な原因です!
例えば中1で、xやyを使う文字式を学びます。
この単元では小学校で習った分数の計算が出てきますが、小学生の時に分数をちゃんと理解できていなかったとしたらどうでしょうか?
…間違いを連発するのが想像できますよね。
また下の図のように、中1で学ぶことが中2・中3の基礎になっています。
苦手を放置していると、学年が上がるに連れて大変になることが分かりますね!

数学の苦手を本当に克服するなら、小学校の内容からやり直さないといけない場合もあることを知っていてください。
※数学が苦手な中学生は、普段の学習から苦手克服に取り組む必要があります。
そのための勉強スケジュールを立てる方法を書きましたので、こちらも参考にしてください!
数学が苦手な中学生にオススメの勉強法
数学の具体的な勉強法について解説していきます。
- 計算問題(基礎・応用)
- 文章題
- ノート
の3つについてみていきましょう。
計算問題は毎日練習してスムーズに解けるようになる
計算問題は毎日5〜10問解く時間を作りましょう。
目標は「早く、正確に解くこと」です。
計算力はすべての単元で基礎になります。文章題を解くにしても必要です。
早く正確に計算ができることで、応用問題や苦手な問題に使える時間が増えます。

早く正確な計算力を身につける手順
①正確に解ける練習
・途中式を丁寧に書く
・1問解き終わったら指差し確認をし、間違いがないか確認
②早く解く練習
・①で正確に解けるようになった問題を、今度は早く解く練習をする
・タイマーで時間をはかり、問題集やワークで指定されている時間内に解く
・時間内に解けるようになったら、類題で数をこなす
まずは基礎的な計算問題だけでいいので、ワークや市販の問題集で繰り返し練習しましょう!
基礎的な問題に慣れてきたら、応用問題にも取り組んでレベルアップしていきます。
文章題は解説を読んでから解く
初めて解く種類の文章題はいきなり自力で解こうとせず、解説を読んでどう解けばいいのかを確認しましょう!
文章題が苦手な中学生が多い理由は「日本語から数学の式を作る作業が難しい」から。
ですが文章題は解き方のパターンが決まっているので、まずはパターンを知ることが大切です!

数学は全体的にパターンを覚える科目です。知らないことに時間をかけるのはムダですので、まずはパターンを確認することから始めましょう!
ノートの作り方を変える
数学が苦手な中学生は、ノートの作り方が雑です。
見やすいノートを作ることはとても大切なので、少しずつ変えていきましょう。
ノートが雑だと…
・ケアレスミスをしてしまう
・必要な計算を飛ばす
・自分でいま何をしているのか分からなくなる

見やすいノートの例を書いてみました。
ちゃんとできているか、取り入れるポイントはあるかチェックしましょう!
ノートを見やすくするポイント
①授業の日付を書く ②ページの1/3を計算エリアにする ③ページ番号・大問番号・小問番号を書く ④分数は分母と分子で2行使う ⑤途中式を細かに書く ⑥=(イコール)のたびに改行する ⑦単位をつけた答えを書かないといけない文章題もある ⑧間違えた問題は、問題番号を蛍光ペンで塗る ⑨図は大きく書く
決まった位置に日付を書いてあると、復習するときに必要なページを探しやすいです。
空きスペースに筆算を小さく書いて、計算ミスをするのを防ぎます。
計算の確認もしやすくなります。
1行に分母と分子を書いている中学生が多いです。
暗算での計算ミスを防ぎます。
改行せず、ひたすら横に式を続けるノートは見づらいです。
ここまで書かないと正解にはなりません。
あとで反復するときに間違えた問題が一目でわかります。
「スペースが多いともったいない…」と思って、詰め込みすぎる中学生が多いです。
ですがノートは100円くらいで買えます。成績を上げるためと考え、ノートは大きく使ってください!
数学が苦手な中学生は絶対に塾に行くべきか?【結論:いいえ】
数学の苦手を克服する手段の一つとして、塾があると思います。
ですが、数学が苦手な中学生全員が塾に通うべきかというと、答えは「いいえ」です。
もちろん塾に行った方がいい場合もありますので、判断する基準をお伝えしますね。
塾が必要ない中学生【解説の意味が理解できる、勉強習慣がある】
塾にいく必要がない中学生の特徴は、
- 解説を自分で読んで、書いている意味が理解できる
- 普段から宿題以外の勉強を家でする習慣が、少しでもある
の2つです。
オススメの勉強法で「文章題は解説を読んでから解くようにする」とお伝えしました。
解説を読んで「あーこうやって解けばいいのか!」と理解できる中学生は、あとは類題を解いて慣れていくだけで十分です!

・学校で先生に質問してみる
・YouTubeで単元名を検索し、解説動画を観る
などで対応できるはずです!
また家で勉強する習慣があれば、あとはこの勉強法を家で実践するだけです。
解説の理解と家庭学習が可能なら、塾に行かなくてもこの勉強法で成績が上がるでしょう。
塾が必要な中学生【解説が必要、家で勉強しない、どこが苦手かわからない】
逆に数学の苦手克服のために塾が必要な中学生は、
- 誰かに解説してもらわないと問題が理解できない
- 家で勉強する習慣がない
- どこが苦手なのか自分で分かっていない
という特徴があります。
自分ひとりで理解するのが難しい解説が、数学はかなり多いです。
これまでに「解説を読んだけど何を言ってるのか理解できない…。」と感じたことのある中学生は、誰かに解説してもらう必要がありますね!
そしてそもそも家で勉強しない中学生は、ムリヤリにでも苦手克服の時間を作る必要があります。
自分で制御できないなら、塾をその時間にしてしまうのが効率的です。
また記事の最初に「数学は苦手克服をしないといけない教科」と言いました。
なのに自分がどこが苦手か分かっていないようでは、克服のしようがないですよね?
苦手なポイントを見つけてもらう意味でも、塾に通うことはとても意味があることです。

数学で塾に通うなら個別指導塾がオススメ
塾には集団塾と個別指導塾がありますが、数学が苦手で通うなら個別指導塾がオススメです。
個別指導塾は一人ひとりの苦手に合わせて授業を組み立ててくれます。
あなた特有の苦手を見つけ出し、それに合わせて効率的に苦手を克服してくれます!

また集団塾は学校の授業に形式が近く、個別指導より質問がしづらいです。
わからないところを効率的に克服するためには個別指導が向いています!
まとめ:数学が苦手な中学生は正しい勉強法で克服しよう!
今回は数学の勉強法について解説しました。
今回のまとめ
●数学は苦手の克服が大切
→前の学年や小学校のやり直しをしよう
●数学の勉強法
①計算問題は毎日する
→まず正確に解く練習をし、慣れたら早く解く練習を!
②文章題は解説を読んでから解く
→正解のパターンを知り、慣れていくのが大事
③見やすいノートを作る
→復習しやすく、提出物の評価も上がる
●数学が苦手なら塾に行くべき?
→解説の意味が理解できて、自分で勉強できるなら必要なし
数学は点数が上がるまでに時間のかかる科目です。
ですが苦手を少しずつ克服すれば、確実に成績に結びつきます!
今回紹介した方法を試して、少しずつ勉強していきましょう!