
・英語が苦手な中学生は何を勉強したらいいの?
・具体的な勉強法が知りたい!
・もう受験生なのに英語が苦手。何をすればいいのかな…
英語は数学と並んで、中学生の2大苦手教科です。
なんとかしないといけないとは思うものの、どんな勉強法がいいのか分からないですよね。
個別指導で、ある生徒の英語の定期テスト31点を91点まで上げた僕が、中学生の英語の勉強法を伝授します!
この記事の執筆者
この記事では、
- 英語が苦手な中学生が単語と文法を勉強すべき理由
- 単語の勉強法
- 文法の勉強法
- 受験生も勉強するべきなのは単語と文法
という順で解説しています。
この記事を読めば英語の勉強法が分かり、苦手だった英語を得意科目にできますよ!
目次
英語が苦手な中学生は「単語」と「文法のやり直し」をしよう
まず知っておいてほしいのが、英語が苦手な中学生の共通点は「単語と文法の勉強をちゃんとしていない」ということ。
英語はこれまでに習った単語や文法をちゃんと理解できていなければ、点数が取れない科目です。
ですので、
英語が全然理解できない!
何から勉強していいか分からない!
という中学生は、単語を覚えることと文法のやり直しが必要ということを理解しておいてください。
英語が苦手な中学生の勉強法(単語編)
まずは単語の勉強法を解説します。
中学生のうちはそこまで難しい英文には出会いません。
ですので単語さえしっかり覚えてしまえば、前から順に訳すだけで文の意味をほぼ理解できちゃうのです!
正しい勉強法を知って、日頃からコツコツ覚えるようにしましょう!
単語の覚え方①【音読して覚える→書いて覚えるの順】
まずは教科書の単語の読み方と意味を確認し、音読しながら意味を覚えていきます。
最初は書くのではなく、音読で発音と意味を覚えていきましょう。
「単語は絶対に書いて覚えよう!」という学校の先生もいると思います。
もちろん書くことも大切ですが、まずは読み方と意味が一瞬で出るようになってからの方が、単語のつづりも覚えやすくなるのでオススメの勉強法です!

書く練習は、最悪テスト1週間前から始めても大丈夫です。
まずは少しでも早く、読み方と意味を身につける勉強をしましょう!
単語がほとんど読めない中学生は「フォニックス」の勉強をしよう!
単語の読み方が全然分からない…。
という生徒は、フォニックスという読み方の勉強を1週間くらいしてみましょう!
フォニックスとは、日本語の「あいうえおなどの50音」のようなものです。
フォニックスを知っているだけで、70%以上の単語が読み書きできると言われています。
例えば「C」は「シー」と言いますが、フォニックスでは「ク」と読むよう勉強します。
すべてのアルファベットに同じような読み方のルールがあり、それを知ることが大事です。

英単語を覚えるのが苦手な中学生は、まずフォニックスを勉強して正しく発音できる状態を目指しましょう!
単語の覚え方②【広く浅く覚え、同じ単語を1週間繰り返す】
「読んで覚える→書いて覚える」の順番が理解できたら、次は覚えるペースを知っておきましょう。
オススメは「一度に多くの単語をざっくり覚え、それを1週間繰り返して覚える」という勉強法です!
「1日3個ずつ」と少しずつ覚える中学生もいます。
ですがこれだと、復習をしっかりしないと最初に覚えた単語から順に忘れてしまいます。
それよりも例えば、50個の単語を1週間ざっと繰り返した方が、同じ単語に触れる回数が増えて定着しやすくなるのです。

4日目ごろには、50個の単語の読み方と意味ががスッと出てくるようになっているはずですよ!
まちがった単語の勉強方法【すべての単語を単語カードに書く】
単語カードを使って勉強する中学生がいますが、すべての単語をカードにしてはいけません!
自分にとって覚えにくい単語だけをカードにしましょう!
「すべての単語を単語カードにしたけど結局使わない」というのは、英語が苦手な中学生あるある。
カードを作ることでやった気になってしまい、「これだけ作業したから大丈夫」と錯覚してしまっているのです。

単語カードは、順番を入れ替えたり電車などどこでも使えたりできるので、とても使えるアイテムです。
自分にとって覚えにくい単語だけに絞って活用しましょう!
英語が苦手な中学生の勉強法(文法編)
次は文法の勉強法を解説します。
文法は英語全体のルールみたいなものです。
文法が理解できれば、あとは中身の単語が変わるだけとも言えます。
長文を読むためにも必要なので、しっかり理解するための勉強を知っておきましょう!
あなたがすでに中2の2学期以降で、文法が全然分かっていないのなら、相当勉強しないとまずいと思ってください!!
克服しないといけない範囲がかなり多いので、1人で勉強するのが厳しいのなら塾に通うことをオススメします!
特に一人ひとりの苦手に合わせてくれる個別指導塾がベストですので、下の記事を参考にしてください。
文法の勉強方法①【これまでに習った文法の苦手克服をする】
英語が苦手な中学生は、これまでに習った文法をちゃんと理解できていないことがほとんどです。
それを勉強しなおして克服する勉強を最優先してください!
この記事の最初でも言いましたが、英語は過去に習った文法が引き続き出てくる科目です。
ですのでちゃんと理解をしていないと、過去の文法で点を失ってしまいます。

まずは「英語が分からなくなった、苦手になった」と感じるところからやり直しましょう。
前学年の問題集で勉強したり、塾でやり直しの勉強をすることに時間を多くかけてください!
文法の勉強方法②【今習っている文法の予習・復習をする】
苦手克服の勉強と一緒に、今学校で習っている文法の予習と復習をすることも重要です。
時間の配分としては、予習より復習に時間を多く取ってください。
一度習った文法をほったらかしにしてしまうと、それを思い出すのにまた時間がかかってしまいます。
学校で新しい文法を習ったら、忘れないようその日のうちに復習をしてしまいましょう!
復習は下のような流れの勉強法で行ってください。
ココがポイント
音読により単語と文法が入った文を覚えられ、英語がグーンと理解できるようになります。
本文の情景を想像しながら音読しましょう!
また教科書に付属のCDや音源サイトがあれば、音源を追いかけるように音読してください。
「1文聴く→音源を止める→音読する」を繰り返すイメージです。
復習が終わったら、次の授業の予習をします。
予習の勉強法の手順は
- 本文の音読をする
- 読み方が分からない単語の読みを調べる
- 意味が理解できない文章にチェックを入れておく
の3つでOKです。
もっと詳しい方法は、毎日の勉強法の記事を参考にしてください!
文法の超オススメ勉強法は英作文
苦手克服にも今習っている文法の勉強にもオススメの勉強法が、「勉強した文法を使って英作文をすること」です。
文法は覚える「インプット」だけだと忘れていってしまいます。
実際に問題を解いたり使ってみたりする「アウトプット」をすることで、身につく速さがグーンと上がります。
例えばhe・she・itの三人称単数を勉強したなら、
- He is John.
- Is she a student? -Yes, she is. / No, she isn’t.
- It is not an orange.
- He plays soccer.
- Does she make a cake? -Yes, She does. / No, she doesn’t.
- It doesn’t eat an apple.
というような文章を自分で考えて作ってみるのです。

毎日1〜3文作るだけでもかなり成長できます。
時間に余裕があればぜひ試してみてください!
受験生でも、英語が苦手なら単語と文法を勉強しよう
英語が苦手なまま受験生である中学3年生になってしまっていても、単語と文法に全力を注ぎましょう!
中3になると秋ごろから長文対策の勉強が必要になります。
しかし結局、長文とは単語と文法がいくつも組み合わさってできているものです。
これまでに単語と文法の勉強ができていないと、いくら長文問題に挑んでも読めるわけがありません!

残り数ヶ月の受験生となると、焦りが出るのもわかります。
ですがいろんな勉強法に手を出すのでなく、単語と文法をどのように勉強するべきかを考えて計画を立てましょう!
まとめ:英語が苦手な中学生の勉強法は「単語と文法を最優先」!
今回は英語の勉強法について解説しました。
今回のまとめ
●英語の勉強法は単語と文法の苦手克服の2つ
→英語は積み重ねの科目。苦手を放置していると点数が取れない!
●単語の勉強法
①読んで覚える→書いて覚えるの順
→単語が読めなければフォニックスを勉強しよう
②広く浅く覚え、同じ単語を1週間繰り返して確認
→触れる回数を増やすことが定着のコツ
※単語カードはすべての単語を書く必要はない!
●文法の勉強法
①最も大切なのはこれまで習った文法の苦手克服
②今習っている文法の予習・復習もしよう
→予習より復習に時間を多く使う
③英作文をすれば超効率的に点数アップが可能!
英語は数学と同様に、点数が上がるまでに時間のかかる科目です。
ですが苦手を少しずつ克服すれば、確実に成績に結びつきます!
今回紹介した勉強法を試して、少しずつ勉強していきましょう!