
・家で勉強したいけど、集中できない…。
・家で勉強するときにやる気を出す方法ってある?
中学生が成績を上げるためには、家で自学自習をすることが重要です。
またコロナの影響もあり、外でなく家で勉強することが多くなっていると思います。
とは言っても家では誘惑も多く、なかなか集中して勉強するのが難しいですよね?
これまで500人以上の中学生を塾で見てきた僕が、実際に家で集中して勉強できたと報告を受けた方法をお伝えします!
この記事の執筆者
この記事では、
- 家で集中して勉強できる環境の整え方
- 家で集中して勉強するためのやる気の出し方
- 家で集中して勉強するその他の方法
という順で解説しています。
どの方法も今日から実践できるものなので、この記事を読めばすぐに家で集中して勉強できるようになりますよ!
目次
家で集中して勉強する方法①環境を整えよう
家で集中して勉強をするなら、まず勉強する空間の環境を整えましょう!
家にはいろんな誘惑や勉強の邪魔になるものがあります。
それらと闘うのではなく、最初から排除しておくのです。
自分を変えるより、家の環境を変える方が手っ取り早く勉強に集中できますよ!
スマホやゲームを親に預ける
勉強時間中には、スマホやゲームを親に預けておきましょう。
「軽い休憩のつもりで…」で始めたゲームやYouTubeに夢中になってしまい、止まらなくなってしまった経験はありませんか?
これを防ぐため、勉強空間から無くしてしまいましょう!
スマホは触るだけでなく、同じ空間にあるだけで集中力が途切れるという研究結果もあります。
参照:GIGAZINE「「スマホがそこにあるだけ」で無意識のうちに脳のパワーが消費され勉強や仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことが判明」
スマホで何かを調べたりできますので、その時だけは親の近くで使ってもいいでしょう。
ですが自分の勉強空間には持ち込まないようにしてくださいね。
机周りを整理する
勉強を開始するとき、机の上には勉強の邪魔になるものがないよう整理しておきましょう。
机の上に目移りするものがあると、理解する能力が下がって集中できないことが心理学でも判明しています。
机の上には
- 筆記用具
- 教科書
- ワーク
- ノート
だけにして、今やるべき勉強だけに集中するのです!
毎日寝る前に机の上を整理し、次の日いつでも勉強が始められる状態をキープしましょう!
模様替えをする
たまには机やベッドなど家具の位置を動かし、模様替えをしてみましょう!
毎日見慣れた空間で勉強していると、さすがに飽きてきてしまいますよね?
家具の位置を変えるだけで空間の印象がガラッと変わり、結構な気分転換になります。

逆に、机とベッドを近くに置いたりすると寝転びやすくなってしまうので、軽い気持ちのつもりがそのまま寝落ちなんてことも…。
自分にとって、家が勉強に集中できる空間となるように模様替えをしてみましょう!
制服のまま勉強する
学校から家に帰ってきたら私服に着替えず、制服のまま勉強に取り掛かるのも一つの手です。
家に帰ってきてお風呂に入って着替えてしまうと、どうしてもリラックスモードに切り替わってしまいます。
こうなるとなかなか勉強できないですよね?
制服を着替えずに勉強すれば、家でもモードを切り替えず集中力を持続させることができます。

制服を着たまま勉強することで、自分の気持ちを学校と家とで切り分けずに勉強できます。
ぜひ一度試してみてください!
家で集中して勉強する方法②やる気が出る工夫をする
家の勉強環境が整ったら、今度は勉強のやる気を上げる作戦を考えましょう!
学校や塾に比べると集中の途切れやすい家での勉強。
効果的に勉強するためには、たとえ家でもやる気を継続させないといけません。
僕や生徒が実施にやっていた、家での勉強方法をお伝えしますね!
目標を見えるところに貼る
自分で考えた達成したい目標を紙にかき、家の目につくところに貼っておきましょう。
勉強する前にそれを見ればやる気が出ます。
ただの作業として勉強するのと、目標達成のために勉強するのでは、テストの点に大きな差が生まれます。
目標達成を決めて毎日確認することで、家でも集中して勉強できるのです。

勉強とは目標達成のための手段です。
しっかり目標を考え、それを家で毎日確認してやる気を引き出しましょう!
※まずは正しい目標の立て方を知る必要があります。
目標の立て方の記事を読んで自分だけの目標を考えてみてください!
好きな教科や簡単な勉強から始める
「家だとついダラダラしてしまって、勉強を始められない…」
そんな人はまず好きな教科や簡単な勉強から家庭学習を始めましょう!
最初から大変な勉強をする必要はありません。
勉強はとりあえず始めてしまえば、少しずつ集中力が出てきます。
そして気づけば長時間勉強できているというのが理想です。
とはいえ家では勉強を始めること自体が難しいのであれば、入り口のハードルを下げてあげましょう。
とりあえず英単語3つだけ覚えてみるか
まず好きな社会の復習だけやってみよっと
小学校の算数ワークなら簡単だから何問か解こうかな?
こんな感じで、自分にとって苦痛でないことから家での勉強を始めてみるのです!
それが終わったら、その勢いのまま他の必要な勉強に切り替えてください。
いきなり難しい勉強をするよりは取り組みやすいはずです!
勉強の記録をつける
家での勉強の達成感を味わうために、毎日の勉強時間をアプリやノートに記録しましょう。
勉強時間ややったことを記録していると、「こんなに勉強したんだ!」というのが見えるようになります。
目に見える小さな達成感を積み重ねると、ドンドン成長しているのを感じられますね!

もちろんノートに今日やったことと勉強時間を書くだけでもOKですよ!
受験合格という大きな目標も大切です。
しかし目の前の小さな目標達成を積み重ねることが、毎日家で集中して勉強するためのやる気につながるのです!
家で集中して勉強するその他の方法【時間の工夫・ルーティーン・仲間】
家で集中して勉強するための工夫は他にもあります。
自分だけでなく友達とできるものがあるので、一度家で試してみてください!
長時間集中できない→25分だけ勉強する
長時間集中して家で勉強することが苦手なら、
を1セットにして勉強を繰り返してみましょう!
集中せずに長時間勉強しても、覚えられることはわずか。
それなら1回の勉強時間を短く設定し、休憩をはさみながら繰り返し勉強してください!
その一つの目安が25分勉強+5分休憩です。
勉強時間を短くするこのやり方は「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれています。
非常に効果のある方法として世界中で使われているのです。
25分のタイマーをかけておいて、タイマーが鳴るまでは一つの勉強に集中しましょう。
5分間の休憩はゲームやスマホをさわらず、頭をリラックスさせましょうね!
勉強を始めるときのルーティーンワークを決める
家で集中モードに入るための、自分だけの「ルーティーンワーク」を決めましょう!
ルーティーンワークとは「いつも行う決まった作業」という意味です。
それを行うことで勉強モードにスッと入り、家でも継続して集中できる効果があります。
元メジャーリーガーのイチローは、打席に立つ前にルーティーンワークをすることで有名ですね!
このルーティーンワークを行うことで、いつも通りの実力が出せるということです。

①目薬をさす
②水をひと口飲む
というルーティーンワークをしていますよ。これで家でも集中して勉強モードに入れるのです!
ルーティーンワークに決まったルールはありません。
机の上を整理するなど、自分なりのものを考えて実行してみましょう!
友達ともくもく会を開催する
友達と一緒に勉強する方法として、もくもく会を実施するのも面白いかもしれません。
もくもく会とは、仲間が集まってそれぞれの勉強や仕事、読書を黙々と行う会のことです。
コロナの影響で、Zoomなどを使ってオンラインもくもく会を実施する人たちが増えています。
自分の家にいながら、友達と繋がって勉強することができるわけですね!
家で自分1人で勉強を続けるのは、なかなか大変な時もあります。
そこでオンラインのもくもく会を実施すれば、
- 頑張っているのは自分1人じゃないと思える
- 他人の目があるので家でもサボらず勉強できる
といった効果を得られます!

もちろん雑談をしてしまうと逆効果なので気をつけなければいけません。
うまく活用すれば家でも勉強に集中できますので、友達とやってみてはいかがでしょうか?
まとめ:勉強環境とやる気の出し方を工夫して、家で集中して勉強しよう
今回は家で集中して勉強する方法について解説しました。
今回のまとめ
●集中して勉強できる家の環境を整えよう
→スマホやゲームは親に預ける
→机の上を整理する
→気分転換のために模様替えをする
→家でも制服のまま勉強する
●家でも勉強のやる気を出せる工夫をしよう
→目標を家の見えるところに貼る
→好きな教科や簡単な勉強から始める
→家での勉強の記録をつける
●家で集中して勉強する他の方法
→25分学習+5分休憩のサイクルで勉強する
→やる気を引き出すルーティーンワークを決める
→もくもく会
学校で勉強しているだけでは成績は上がりません。家での勉強時間はとても大事です。
効率的で中身の濃い家庭学習を目指し、集中して勉強できる工夫をしていきましょう!