塾の選び方

塾に行く意味がある中学生の特徴3つを元塾長が解説!

塾に行く意味がある中学生の特徴3つを元塾長が解説

保護者様
・塾に行かせるメリットとデメリットは?

・塾に行った方がいい中学生ってどんな子?

・塾ってどうやって活用すればいいの?

 

「子どもを塾に行かせたいけど、成績はちゃんと上がるかな・・・」そう悩む保護者様は多いと思います。

 

塾はお子様に合ったところをちゃんと選び、正しい使い方をすれば成績は上がります!

今回は個別指導塾の塾長を5年経験した僕の目線から、塾に行くメリット・デメリット、塾に行く意味がある中学生の特徴を解説します!

 

この記事の執筆者

しらべこ自己紹介

 

この記事では、

  • 塾に行くメリットとデメリット
  • 塾に行く意味がある中学生の特徴3つ
  • 塾に行く意味を倍増させる方法

という順で解説しています。

 

この記事を読めば塾に行く方がいいのかどうかが分かり、さらに塾で確実に成績を上げる方法が手に入りますよ!

 

塾に行くメリット

塾に行くメリット

塾に行くということは、メリットもあればデメリットもあります。

両方を知ることで、「子どもにとって塾に行く意味が本当にあるか」を考えられます!

 

まずはメリットから解説しましょう。

 

①分からないことをすぐ質問できる

塾に行く意味の一つとして、1人は理解できないことや疑問に思うことをすぐに質問して解決できることが挙げれられます。

 

塾はお金を払って勉強しにいく場所です。

いろんな子がいる学校とちがって、質問をしやすい空気感が最初からあります。

 

しらべこ
とくに個別指導だと先生を独り占めできますよね。集団授業の中だと質問できない中学生にとっては行く意味があります!

 

自分で考えて解決することも大切な勉強の一つ。

ですがどうしても理解できないときに質問できる環境があることも、スムーズに勉強を進めるためにはメリットになります。

 

②自習室が使える

塾に自習室があるならドンドン活用しましょう!これだけで塾に行く意味があります。

 

ご家庭にはゲームやテレビなどの誘惑が多く、集中して勉強できないお子様も多いですよね。

自習室ならその誘惑もありませんし、他人の視線があるので集中して勉強できます。

 

しらべこ
教室長は自習に来ている子に声をかけて、分からないところを特別に教えてくれたりします。コロナが落ち着いたら活用するべきです!

 

なかには自習室がない塾もあったりするので、入塾前に確認するようにしましょうね。

 

③定期テストの過去問が手に入る

ご存知でない保護者様もいると思いますが、学校の定期テストの過去問を保存している塾は結構あります。

それを使って効果的にテスト対策ができるのです!

 

テストが終わったら塾では、生徒にテストの問題用紙を持ってきてもらい、コピーして保存しています。

その過去問を活用して、テスト前に「テスト対策講座」のような授業をする塾は多いです。

 

問題を持ち帰らせない学校の先生もたまにいますが、テスト振り返りのために問題用紙を渡す先生がほとんどです。僕も問題用紙を生徒に持ってきてもらっていました!

 

塾や教室長によってはちゃんと保存していないこともあります。

過去問の有り無しを重視するのであれば、事前に確認するべきですね!

 

④受験に関する情報が手に入る

受験に関する情報がたっぷり手に入るのも、塾に行く意味の一つですね。

 

  • 偏差値
  • 高校の情報
  • 進路相談
  • 勉強のペース
  • 受験申し込みのタイミング

などを教えてもらえるのは塾に行く強みですよね。

 

大きな塾は受験情報を集める部署があります。その部署で集めた情報のガイドブックを作ってくれたりもしていて、受験の強い味方になります!

 

独学だと受験情報は自分で集めないといけません。

確実な情報が手に入るというのは、塾に行く意味として大きいですよね。

 

塾に行くデメリット

塾に行くデメリット

塾に行くデメリットももちろんあります。

 

メリットとくらべて、それでもお子様にとって塾に行く意味があるのか考えてみてください!

 

①費用がかかる

当然ですが、塾に行くとお金がかかってしまいます。

 

塾代としての項目はいろいろあります。

  • 入会金(取ってない塾もある)
  • 授業料
  • 設備代(維持費のようなもの)
  • 講習会費用
  • テスト対策費
  • 受験対策費

入塾前に、これらがどれだけかかるのかを把握しておくようにしましょう!

 

特に受験生は講習会費用が想像以上にかかる場合があります。

最初に聞いていた金額とちがう!

とならないよう、教室長にすべてでどれくらいの費用感になるか質問してください。

 

「高い塾だから」といっていい塾とは限らない!

「授業料が高い=いい塾・お子様に合っている塾」とは限りません。

 

なぜなら塾の良さは「教室長や講師の人柄・教え方がお子様に合っているか」で決まるからです!金額は関係ありません!

 

私が所属していた塾も含め、費用が安くても一生懸命取り組んでいる先生はたくさんいます。

 

金額ではなく、人を見て塾を判断するようにしましょうね!

判断の方法は塾の選び方の記事を参考にしてください。

 

②スケジュール調整が必要

塾に行くなら、部活や他のスケジュールとのバランスを取るよう調整しましょう!

 

塾の授業の時間は決まっています。

なので部活の終わる時間や、家・学校からの移動時間を計算して塾に通わなくてはいけません。

 

しらべこ
忙しい部活に所属している生徒は授業の振り替えが多く、大変な生活を送っていました・・・。

 

部活や他の予定とのバランスが取れずに体調を崩したり、勉強がイヤになったりしては塾に行く意味がありません。

スケジュールに無理なく通えるか、ご家庭で話し合いましょう!

 

③安全面の問題(送り迎えが必要かも)

安全に塾の行き帰りができるかをよく確認しましょう。

 

塾の授業は夕方〜夜です。

一番遅い授業は終わるのが22時近くなので、不安に思うご家庭もあると思います。

 

しらべこ
僕の塾でも、最後の授業終わりは友達と帰るよう生徒に声をかけていました。

 

夜遅いと保護者様の送り迎えが必要な場合もあります。

その負担が問題ないかも話し合って決めてください。

 

④塾が合わないとストレスがたまる

塾がお子様に合わないとストレスがたまってしまい、かえって勉強のやる気を無くしてしまうかもしれません。

 

塾も一つの社会です。教室長や講師、友達との人間関係に悩むこともあるでしょう。

それで転塾を繰り返してしまうのは避けたいことです。

 

しらべこ
「塾の友達と喧嘩した」「あの先生の授業はイヤ」みたいな相談は多かったですね。

 

また授業の方針や内容が合わなければ、それも大きなストレスになります。

塾長に相談すれば解決することもあります。転塾を検討する前に本音を話してみましょう!

 

塾に行く意味がある中学生の特徴

塾に行く意味がある中学生の特徴

独学より塾に行く方がいいタイプというものはあります。

 

塾長の経験から、塾に通う方が向いている中学生の特徴を解説したいと思います。一つでも当てはまれば、塾に行く意味を見出せますよ!

 

英語・数学が苦手

これは断言しますが、今英語か数学、もしくは両方で平均点以下を取っているのであれば、個別指導塾に行くべきです!

 

理科や社会などとちがい、英語と数学は習った単元の苦手を克服しないと成績が上がらない教科。

にもかかわらず、英数が苦手な中学生で克服の勉強を自分でしている子はほとんどいません!どう勉強していいのか分からないからですね。

 

個別指導塾は一人ひとりの苦手を分析した上で、その子にベストなカリキュラムを組めます。英語と数学には打ってつけと言えるでしょう!

 

しらべこ
個別指導塾では授業を受けたい教科を自分で選びますが、僕の塾でも90%以上の生徒が英語と数学を選んでいました。それぐらいみんなが苦手を克服できない教科なんですね!

 

まだ平均点くらいだとしても、先に進んでいくごとに成績が下がっていくのが英語と数学です。

早めに苦手を克服し、受験に備えましょう!

 

勉強習慣がない

お子様が家でまったく勉強しないのであれば、勉強習慣を身につけるために塾を活用するべきです!

 

塾で勉強習慣がつく理由

毎週決まった時間に塾の授業があるため、ひとまずの勉強習慣がつくから

・家庭学習の方法を指導してもらえるから

・塾の宿題を家でちゃんとやっているか確認してもらえるから

 

③によって「しっかりチェックされるから宿題をちゃんとやらなきゃ!」と考えるようになりますね。

また宿題をやるタイミングも指導してもらえば、勉強習慣をつけながら次回の授業まで定着させられます。

 

しらべこ
ちなみに先生が宿題をチェックすれば、「ちゃんと理解して解けているな!」「授業の直前に答えを写してきたな…」みたいなことはすぐわかりますよ。

 

現時点で家庭学習がちゃんとできていないのであれば、塾に行く意味がある中学生と言えるでしょう。

 

何を勉強したらいいか分からない

自分が何が苦手で、今何を勉強するべきか分からない中学生は塾にいく意味大です!

塾の先生が一緒に考えてくれます。

 

多くの中学生は「勉強する」ということがどういうことか、具体的に分かっていません。

  • 何を
  • どれくらい
  • どの時期に
  • どうやって

勉強するのかの計画を立てられない場合がほとんどです。

 

しらべこ
塾に入る前の中学生はテスト直前に単語や漢字を覚えたり、解ける問題だけを繰り返したりする中学生が多数。これではいつまでも点数は上がりません!

 

プロの講師であれば、一度授業をすれば実力の把握と何をするべきかが分かります。

入塾はせずとも、個別指導塾の体験授業と相談を受けてみるのはオススメですよ!

(体験授業の内部リンク)

 

塾に行く意味を倍増させる方法

塾に行く意味を倍増させる方法

塾はただ通うだけでは成績は上がらず、行く意味がありません。

塾を100%活用するために、保護者さんに知っておいて欲しい活用術をお伝えします!

 

塾に行く目的を話し合う(無理やり通わせない)

通塾は保護者様が勝手に決めるのではなく、塾に行く目的を家族で話し合ってから決めてください。

お子様がちゃんと納得した上で通わないと効果はなく、長続きしません。

 

お子様がイヤイヤ塾に行っても「通ってるだけ」になってしまいます。

そうなると宿題もせず、次の授業では前回の内容を忘れているでしょう。こうなると塾に行く意味が全くなくなってしまいます。

 

しらべこ
なかには「成績が下がった罰」として通わされている子も。そういう子は授業中も寝たりちゃんと答えなかったりがほとんどです。

 

中学生は多感な時期で、保護者様にしても接し方が難しい時期だと思います。

ですが普段からご家庭で、高校に行く意味、塾に行く意味について話してください。

通塾を決めるのはその後です。

 

宿題を必ずするように先生と約束させる

塾に通うのであれば絶対にやって欲しいのが、宿題をちゃんとやっているか塾で確認してもらうよう、教室長と約束することです。

 

塾で80分の授業を週1回受けただけで成績が上がれば苦労はしません。

塾を使って成績を上げるには、授業内容を忘れないために宿題をしっかりやることが絶対に必要です!

 

しらべこ
ご家庭で「宿題やった?」と確認しても「やったよ!」と言われて終わり、という経験はありませんか?ここは家の人以外に確認してもらうのが反抗もなく、一番確実ですよね。

 

「もし宿題をやっていなかったら、ご家庭に電話してもらう」くらいの約束はした方がいいです。

宿題に不安があるのであれば、ぜひ塾とご家庭で連携を取って宿題の管理をしてください!

 

まとめ:ご家庭でしっかり話し合って、塾に行く意味を見出そう!

今回は塾に行く意味・塾に行くべき中学生の特徴について解説しました。

 

今回のまとめ

塾に行くメリット

①質問しやすい ②自習室 ③テスト過去問 ④受験情報


塾のデメリット

①費用 ②スケジュール調整 ③安全面 ④合わないとストレス


塾に行く意味がある中学生の特徴

→英数が苦手

→勉強習慣がない

→何を勉強したらいいか分からない


塾に行く意味を倍増させる方法

→お子様が納得して塾に通い、宿題をちゃんとする仕組みを作る

 

お子様が意志を持って通えば、塾は成績を上げるのに非常に役立ちます!

塾を検討しているのであれば、行く意味をご家族でしっかり話し合って活用しましょう!

  • この記事を書いた人

しらべこ

個別指導塾の元塾長(5年)、今はオンライン家庭教師(4年)|500人以上の中学生を指導|330校の中で入塾者数1位を獲得|英語を教えるのが得意。最高で31点→91点にアップ

-塾の選び方