中学生の勉強法

中学生の勉強法を元塾長が完全解説!30点→90点を目指そう!

保護者様

・中学生が成績を上げるための勉強法が知りたい!

・勉強のやる気が出ない!やらなきゃいけないのはわかってるけど…

 

はじめまして。個別指導塾で塾長をしていた しらべこ といいます!

このページは「中学生が成績を上げるための勉強法」を、どこよりもわかりやすく解説します!

 

僕は個別指導塾の塾長として、500人以上の中学生を担当してきました。

そのなかで

しらべこ
この中学生が成績を上げるためには、この勉強法が必要だな!
しらべこ
まずやる気を出すために、この勉強法をした方がいい!

と考える経験をたくさんしてきました。

 

その結果、30点台のテストの点を91点まで上げる勉強法を指導できるようになりました!

今の時点でかなり悪い成績をとってしまっている中学生でも、グーンと成績を上げられる勉強法について書こうと思います!

 

この記事の執筆者

しらべこ自己紹介

この記事では、

  • 勉強法の前に知っておきたい「内申点」
  • やる気を引き出す勉強法
  • 計画的に学習をこなすための勉強法
  • 中学生が苦手な英語と数学を克服する勉強法

という順で解説しています。

 

ちょっと長い記事ですが、成績を上げるためにあなたがどんな勉強法を実践するべきか、必ずわかる内容になっています!

少しずつでいいので読み進め、成績アップのための正しい勉強法を手に入れましょう!

 

目次

 

【STEP0】中学生の勉強法を知る前に:「内申点」ってなに?

内申点って何?どうして上げ方を知る必要がある?

 

中学生の具体的な勉強法を説明する前に、まずは内申点について解説します。

 

中学生にとって、内申点は高校受験の合格に直結する重要なものです。

「そもそも内申点って何?」

「どうやったら上げられるの?」

という疑問を持っている中学生は、しっかりと読んでくださいね!

 

すでに内申点をよく知っているという中学生は勉強法【STEP1】進んでもらってOKです。

 

内申点ってなに?【受験合格を助けてくれる、中学生の味方!】

中学生の勉強法:内申点は高校受験の強い味方

 

内申点とはズバリ、学期末に先生から渡される「通知表」内の、各教科の数値のことです。

「英語3」とか「数学2」とか書いてあるやつですね。

 

高校受験の合格・不合格は、

  • 内申点
  • 受験当日の点数

の2つで決まります。

 

つまり内申点が低い中学生は、受験当日の点が高く取れても合格できないかもしれません。

 

逆に内申点が高い中学生は、たとえ受験当日に100%実力を発揮できなくても合格できる可能性があります!

 

しらべこ
面談で先生の「この高校なら合格できるよ!」「この高校は難しいんじゃないか…」という判断は、この内申点をもとに話しています。

 

内申点は授業態度や定期テストの成績で決まります。

普段からまじめに授業と自学に取り組んでください。そうすれば内申点は受験合格を助けてくれる、中学生の強い味方になるのです!

 

内申点ってどう上げるの?【大事なのは「やる気」と「定期テスト」】

中学生の勉強法:内申点を上げるには「関心意欲態度」

 

内申点が決定するための要素はいくつかありますが、全教科に共通して大事なのは

先生にやる気を見せること

定期テストの点を上げること

です。

 

多くの中学生は点数が見える定期テストにばかり気が行きがちです。

ですがまずやるべきなのは、先生にやる気を見せることです!

 

先生にやる気を見せれば…

・今はまだ点数が低い中学生でも「関心・意欲・態度」は上げることができる!

・授業にちゃんと取り組むことになるので、結果としてテストの点も上がる!

 

通知表でいうと、やる気は

「関心・意欲・態度」

という項目にあたります。

 

つまり先生にやる気を見せることが、定期テストで得点を取ることに繋がるということですね!

具体的な勉強法を実践する前に、勉強に対する姿勢を変えるよう心がけましょう。

 

5教科と副教科で内申点の上げ方が異なる

中学生はどのようにして内申点を上げればいいのでしょうか?

 

5教科(英数理社国)と副教科で内申点を上げる方法が異なります。

 

5教科は下のようなステップです。

教科の内申点の上げ方

 

体育や音楽などの副教科は得意不得意の差が大きいです。

ですので、内申点を上げることを諦めている中学生も多いと思います。

 

ですがどんなに苦手でも

授業に取り組む姿勢

期末テストのスケジュール

の2点を変えれば、副教科の内申点を上げることはできます!

 

下の記事で具体的な方法+ほとんどの中学生がやっていない裏技をお伝えしています。

ぜひ参考にしてください!

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今オール2でも、内申点を上げることはできる?【むしろ簡単!】

もしあなたが今オール2かそれに近い内申点をとってしまっていても、決して諦めないでください!

ここから上げることはもちろん可能です。

むしろオール4の中学生が5に上げるよりも簡単に上げられますよ!

 

成績表に2がついている中学生は、提出物や授業態度がちゃんとできていないことが多いです

これらを改善すれば、3にはすぐに上がります。

 

しらべこ
僕は中学生に、授業の受け方やノートの書き方を教え、提出物の期限を守るよう塾で指導していました。するとテストの点はすぐには上がらなくても、1学期間でオール2を脱出できた中学生が多数いましたよ!

 

勉強が苦手でテストの点を上げるのに苦労している中学生は、勉強の姿勢をよくすることから始めてください。

 

具体的になにをどう変えればいいのかは、こちらの記事を見るとすべて分かります!

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【勉強法STEP1】中学生はまず志望校や目標を決めてやる気を引き出そう

中学生の勉強法:志望校や目標でやる気を引き出そう

 

ここからは中学生がどうやって勉強すればいいのか、具体的な勉強法を解説していきます。

 

まず勉強を続けるためには、やる気を長持ちさせることが必要です。

 

「頑張る」という根性論だけでなく、やる気が長持ちする仕組みを作ってしまいましょう!

 

STEP1ではやる気を出せない原因を探り、合格に向けてやる気を長持ちさせる勉強法を解説します。

 

勉強できない理由を考え、解決する方法を実行しよう!

まず最初に、「なぜ勉強する気になれないのか」の原因を考えます。

そしてどうすればその原因を解決でき、やる気を出せるのかを考え、実行しましょう。

 

「勉強をやる気になれない…」とひと口に言っても、中学生によって原因は様々。

ざっと挙げるだけでも下の4つがあります。

それぞれの原因を解決できる勉強法を実行しないといけません。

タイプ別中学生を勉強のやる気にさせる方法

 

しらべこ
たとえば「部活や習い事で忙しすぎて勉強する時間がない!」という中学生がいたとします。それなら一日の中で勉強時間を見つけ出す作業が必要になりますね!

 

あなたの勉強できない原因が上の4つに当てはまるなら、下の記事を読んでください。

それぞれを解決できる勉強法を詳しく解説しています。

どれもすぐに解決できる方法ですよ!

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志望校をいくつか決めよう!【1・2年生でもやるべき】

志望校を決めるのは早いほど有利

 

最終的に達成する目標として、志望校をいくつか決めましょう!

受験生からではなく、1・2年生で志望校を決めた方がいいですよ。

 

志望校という最終ゴールがあることで、目先のテストだけでなく受験を意識して勉強できます。

なかでも数学と英語は、1年生や2年生の学習が非常に重要になる科目。

受験生になってから必死で勉強するのではなく、1・2年生から受験を意識して勉強したいです。

そのための目標として、志望校を早く決めてしまった方が得ということですね!

 

しらべこ
志望校を決めることで、「今どの勉強がどれくらい必要なのか」という具体的な勉強法がわかるようになります。僕の塾でも志望校を決めてから成績が上がる1・2年の中学生は多くいました!

 

もちろん志望校は途中で変更してもOKです!

大切なのは「今頑張るためのゴールとして志望校が決まっている」ことです。

 

志望校をきめるとき、家族と話し合うのがポイントです!

「何を基準に学校を選べばいいか」「どうやって学校について調べればいい?」などの疑問は、こちらの記事で解決できます。

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3段階の目標を設定してやる気を引出そう!

中学生の成績を上げる3つの目標設定

 

志望校という大きな目標が決まったら、その達成のために必要な中目標・小目標も決めましょう!

 

決める順番は

step
1
大目標

「〇〇高校合格」など最終的に達成したい目標

step
1
中目標

大目標達成のためにクリアしたい、いくつかの目標

step
1
小目標

中目標達成のためにクリアしたい、日頃から取り組む目標

です。

 

多くの中学生は「何をどれくらい勉強するか」を最初に考えがちです。

ですが志望校合格のために、その勉強量量が多いか少ないか判断できますか?

志望校合格のために、その勉強法がベストか判断できますか?

 

大きい目標から順に考えることで、志望校合格のために必要な勉強を正しく考えられます。

(イラスト:中が大の、小が中の支えになっている)

 

しらべこ
やる気の面から考えても、「〇〇高校合格!」だけではやる気を長持ちしません。「どんな小さなゴールをクリアしていけばいいのか」ということを考えるため、目先のゴール(中目標・小目標)まで決めましょうね!

 

では具体的にどのような手順で大・中・小目標を決めればよいのでしょうか?

下の記事で、実例を交えて詳しく説明しています。

目標を決めるときの注意点も一緒に書いてあるので、この記事を参考にじっくり考えてください!

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【勉強法STEP2】スケジュールを立て、正しい勉強法で集中して取り組もう!

中学生の勉強法:スケジューるを立てて正しい勉強法で集中

志望校や目標が決まったら、いよいよスケジュールをしっかり立てて勉強を開始しましょう!

 

スケジュールを立てるときは

  • どの教科を
  • いつ
  • どんな配分で
  • どんな勉強法で

取り組むのかを考えなければいけません。

 

すべて完璧にスケジュールできるよう解説していきますね!

 

勉強の優先順位をつけよう【①英数の苦手克服②復習③予習】

中学生の毎日の勉強法【ご家庭編】

ポイント

  • 英語と数学の苦手克服
  • 授業の復習
  • 授業の予習

この順に時間を多く使って勉強しましょう!

 

英語と数学は1年生の内容が2年生の基礎に、そして2年生の内容が3年生の基礎になっています。

ですので前学年までの内容で苦手なままのところがあると、授業が進むにつれてドンドン理解できなくなります!

苦手を放置して取り返しがつかなくなる前に、日頃から英数の苦手克服の勉強時間を確保しましょう!

 

しらべこ
個別指導塾に通う中学生の90%以上が英語か数学、またはその両方の勉強法を知りたいといいます!それだけ苦手を放置してしまっている中学生が多い教科なんですね。

 

 

英数の苦手克服と一緒に、授業の予習・復習も必要です。

この2つでは、予習よりも復習に時間を多く使って勉強します。

その理由や、英数の苦手克服と予習・復習の勉強法を下の記事で説明しています!

こちらを読んでから次に進んでください。

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普段とテスト前の勉強スケジュールを立てよう

次は普段の勉強とテスト前のスケジュールの立て方を理解しましょう!

 

スケジュールを立てるときのポイントは

「時間をかければギリギリ思い出せる状態」ではなく「テストの問題を見たらすぐ解ける状態」を目指してスケジュールを立てる

ということです。

 

なんとか思い出せる状態でテストを受けても、解くのに時間がかかってしまったりケアレスミスを連発したりします。

当然点数もなかなか上がりません。

 

ですので、問題を見たらすぐに解き方を思い出せる状態でテストを受ける必要があります。

そのためには、テストまでにワークや教科書を何周も繰り返せるスケジュールを組むのがベストな勉強法です!

 

しらべこ
テスト1週間前からテスト勉強を始めている中学生にとって、ワークや教科書を何周もすることは絶対に不可能です。普段からテストに向けて計画的に勉強をしましょう!

 

具体的なスケジュールの立て方としては、

・普段→平日は英数の苦手克服と予習復習、土日は国社理の復習

・テスト前→国社理や副教科がメイン、英数は繰り返すだけ

が基本です。

 

下の記事で、実例つきでスケジュール立て方を解説しています。

中間テストか期末テストかで、勉強を始めるタイミングなどのスケジュールや勉強法が変わります。

参考にしつつ勉強スケジュールを立ててみましょう!

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家で集中して勉強できる工夫をしよう

中学生の勉強法:家で集中して勉強できる工夫をしよう

 

スケジュールが立てられたら、あとはその通りに勉強していくだけです。

 

でも家にはいろんな誘惑があったり、学校から帰ると勉強スイッチがOFFになってしまったりします。

中学生にとって、家で集中して勉強を続けるのって結構大変ですよね…。

 

ですのでやる気に頼るのではなく、家で勉強に集中できる工夫をしましょう!

勉強しづらい原因と戦うのではなく、最初から無くしてしまうのです。

 

工夫できるポイントとしては、

  • 勉強環境を変える(外側の変化)
  • やる気が出るようにする(内側の変化)

という2点があります。

 

それぞれどのような工夫ができるか、すぐに実践できる方法を10個書きました。

必ずあなたに当てはまる方法がありますので、さっそく今日から試してみてください!

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【勉強法STEP3】中学生の2大苦手教科、「英語」「数学」の勉強法を知ろう!

中学生の2大苦手科目英数の勉強方法

中学生が苦手な教科は5教科のなかで「英語」と「数学」がダントツです。

この2つの勉強法を知って成績を上げることが、受験合格の鍵を握るといってもいいでしょう!

 

勉強法でも書きましたが、英語と数学は前学年までに習ったことが基礎になっています。

苦手を放置しているとドンドン置いていかれてしまうのです。

 

しらべこ
僕自身も数学が苦手でした。それは小学校の内容と苦手克服の勉強法をちゃんと理解していなかったから。

人によっては、僕と同じく小学校の内容からやり直しの勉強法が必要な場合もあります。

 

とはいえ苦手を一つずつつぶしていけば、英語と数学はちゃんと成績の上がる教科です。

正しい勉強方を知って、着実に成長していきましょう!

 

英語は「単語」と「文法の苦手克服」に集中!

中学生が英語の苦手を克服する勉強法【この2つだけでOK】

英語の勉強法ですが、

  • 単語を覚える
  • 苦手な文法を克服する

この2つをちゃんと勉強することが重要です!

 

英語が苦手な中学生は単語を覚える努力をほぼしていません。

もしくはやっているが、繰り返しが足りていないかのどちらかです。

 

中学生のうちはそこまで難しい英文に出会うことはありません。

ですので単語の意味さえしっかり覚えておけば、ほとんどの文章は読めるようになります!

 

また文法の苦手を放置しているせいで、いつまでも同じ間違いを繰り返しているのも中学生あるあるです。

 

しらべこ
単語と文法を正しい勉強法でマスターすることで、僕の生徒は英語の定期テストが31点から91点まで上がりました!!

 

単語と文法の勉強法、予習・復習とのバランスが取れた勉強法は、この記事で解説しています。

「英語の成績が伸びない…」と悩んでいる中学生は、ぜひこの勉強法を実践してください!

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数学は苦手なところまで戻ろう【小学校の内容が原因かも?】

中学生の数学は苦手克服で攻略できる

数学も英語と同じく、苦手なところを克服するのが正しい勉強法です。

僕もそうでしたが、人によっては小学校の内容をやり直す勉強法が必要かもしれません。

 

例えば中3で習う内容は中1や中2、小学校で習う分数や少数、速さ、比例・反比例などなどが基礎になっています。

仮に中3の内容が理解できても、分数の計算がわかっていなければ分数で間違えてしまいますよね。

 

しらべこ
僕がまさにそうで、中学生でも「最小公倍数」と「最大公約数」が何なのか理解できていませんでした。苦手を克服するという勉強法を知らなかったので、成績が上がらず苦しんだ思い出があります…。

 

小学校や前学年のやり直しをすることは恥ずかしいことではありません!

数学の苦手を克服するためには必要な勉強法なので、しっかり取り組みましょう!

 

数学の勉強法はこの記事で詳しく書いています。

数学が苦手な中学生はぜひ!

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まとめ:中学生の正しい勉強法を知って成績を上げていこう!

今回紹介した勉強法は、僕が多くの中学生を見てきて実際に効果があったものばかりを紹介しました!

 

正直いってこの記事の勉強法を少しずつ順番にこなしていけば、自然と成績は上がります。

ですが勉強が苦手な中学生はやみくもに勉強し(もしくは全く勉強しないので)、結果成績が上がっていません。

 

勉強でもスポーツでも、まずはルールを知るところから始まります。

紹介したすべての勉強法を一気に実践するのは難しいかもしれません。

1つずつ、少しずつでいいので自分のものにし、成績の工場につなげましょう!!

  • この記事を書いた人

しらべこ

個別指導塾の元塾長(5年)、今はオンライン家庭教師(4年)|500人以上の中学生を指導|330校の中で入塾者数1位を獲得|英語を教えるのが得意。最高で31点→91点にアップ

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