
・中学生はいつから塾に入れば、高校受験に間に合うの?
・塾に入る時期を決める基準って何かある?
中学生の通塾率は公立校で7割、私立校で5割と、非常に高いです。
とはいえ、いつから塾に行けばいいのかを考えるのって難しいですよね?
高校受験を考えた場合、ベストな塾に入る時期はいつからなのでしょうか。
今回は元塾長の観点から、塾に入るかどうかの判断基準と、中学生が塾に入る時期を学年別でお話しします!
この記事の執筆者
この記事では、
- 絶対に塾に入るべき判断基準
- いつから塾に行くべきなのかを学年別で解説
- 塾に入る時期と同じくらいくらい大切なこと
という順で解説しています。
この記事を読めばお子様が何年生であっても、いつから塾に入ればいいのかがわかり、高校受験に間に合うよう勉強できますよ!
※「部活などで忙しくて塾に行けない」という中学生は、塾ではなくオンライン家庭教師をオススメします。
自宅で教えてもらえるので通塾時間が省け、お子様と相性の良い講師を見つけやすいのが特長です!
目次
中学生はいつから塾に行くべき?【英語と数学が平均点以下なら!】
まずは学年にかかわらず、中学生が絶対に塾に入るべき判断ポイントをお伝えします。
それは、
ということです!
中学生の英語と数学は「習ったことが次に習うことの基礎になる」という特徴をもった、積み重ねの教科。
一度分からなくなるとそこからずーっと理解できなくなり、授業でもドンドン置いていかれてしまいます。
ベネッセの学習基本調査でも、男子が嫌いな教科1位は英語、女子が嫌いな教科1位が数学という結果があります。
それだけついていけていない中学生が多いということですね。
英語と数学が平均以下なら、内容を半分も理解できていないということ。
とはいえ、お子様1人だと何をしていいか分からないと思います。
ですので英数の成績が悪いということは、塾に入る時期が来ていると判断できますね。

英語と数学をいかに効率よく勉強できるかが、高校受験合格のポイントです。
「いつから塾に行くべきなのかな?」と悩んだら、まずは英語と数学の成績で判断してみるといいですよ!
英語と数学は個別指導塾がベスト!
苦手を自分で克服しようにも、
どこが苦手かが分からない
どうやって苦手を克服すればいいか分からない
という中学生がほとんどだと思います。
ですので英語と数学でつまづいたら、一人ひとりの苦手に合わせてカリキュラムを組んでくれる個別指導塾に通ってください!
いつから英語や数学が苦手になったのかを分析し、学年や単元をさかのぼって復習させてくれますよ。
※個別指導塾を検討されるご家庭でも、すぐ入塾するのは厳禁です!
まず無料体験と面談で、その塾がお子様に合っているかを判断しましょう。
体験と面談のポイントをまとめましたので、こちらの記事を参考にしてください!
【学年別】中学生が塾に入る時期
ここからは中学生が塾に入る時期を、学年別でお教えします。
あくまで「英語と数学でつまづいたら塾に入る時期」ということが前提です。
その上で、各学年の中学生がいつから塾に入るべきかを解説しますね!
中学1年生が塾に入る時期【入学前 or 夏・冬・春休み】
まずは中1がいつから塾に入るべきか。
それは
- 中学校に入学する前
- 夏休み
- 冬休み
- 春休み
のどれかがいいでしょう。
●入学前が塾に入る時期の理由
中学の勉強をしっかり準備でき、スムーズにスタートダッシュを切れます。
特に最初の中間テストは重要で、ここでいい点を取ることが自信につながります!

お子様が塾に入ることを納得していれば、入学前は塾に入る時期の第一候補でしょう。
●夏・冬・春休みが塾に入る時期の理由
長期休みの講習から塾に入ることで、前学期の苦手克服ができます。
上でお伝えしたように、英語と数学は苦手を放置しているとドンドン解けなくなる教科です。
英語と数学の成績に少しでも不安を感じたら、長期休みを使って克服しましょう!

地域によっては、中学1年生の内申点が高校受験に影響する場合もあります。
受験生になってからでは高校受験に間に合わず、取り返しがつかないことも。
「まだ中1だから…」「高校受験まで3年あるし…」と油断せず、このままだとマズいかもと感じたら塾を検討しましょう!
※「内申って、そんなに高校受験に影響するの?」と思った方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
注意ポイント
小学校に比べて中学校は、部活に参加したり、勉強の内容が難しくなったりします。
生活のリズムに慣れるのが大変なようなら、まだ塾に入る時期ではないかもしれませんので注意してください!
中学2年生が塾に入る時期【3学期が始まるまで】
次は2年生がいつから塾に行くべきかを解説します。
1年生に比べて勉強の内容が難しくなっているので、いつから塾に入ってもいい学年ではあります。
その中で塾に入る基準を挙げるとすると、
・学校の授業についていけていない
・5教科の内申点で2がついている
→遅くても3学期が始まるまでが塾に入る時期
です!
中3になると、高校受験対策の時間を確保するため、習う内容の先取り学習をしていく必要があります。
ですが3年生になるまで苦手を放置していると、高校受験の対策をする時期になっても、苦手克服だけでいっぱいいっぱいになってしまうのです!
それでは高校受験に間に合いません。
そうならないために、2年生は春休みが終わるまでに、ある程度は苦手を克服しておかなくてはいけないのです!

とはいえ2年生は、部活や委員会がより忙しくなる学年でもあります。
お子様のスケジュールに無理がないよう、いつから塾に入れば高校受験に間に合うかを考えてください!
中学3年生が塾に入る時期【夏休みが始まるまで】
3年生が塾に入る時期ですが、
夏期講習が始まるまで
がベストです!
中3の夏休みは、これまでの苦手をまとめて克服できる最後のチャンスです。
秋以降はリスニングや長文対策、過去問などの高校受験対策に取り組むからですね。
またその高校受験対策を余裕をもってやるために、10月ごろまでに2・3学期の内容を先取り学習しなくてはいけません。
ですので夏休みで苦手克服をしてしまわなくてはいけないのです!
3年生ともなると克服しないといけない範囲がとても広く、お子様だけではどうしたらいいか分からないことが多いです。
ですので苦手克服の最後のチャンスである夏休み中が、3年生にとってベストな塾に入る時期なんですね!
部活を引退する秋以降に塾に入ろう
と考えるご家庭も多くあります。
もちろん部活が忙しすぎて、塾に入る時期が見つからなかったなら仕方ないです。
ですがその時には手遅れの場合もありますし、自宅学習も相当頑張る必要があります。
「忙しいから」と勉強から目を背けず、お子様の現状と高校受験までの期間をしっかりと確認して塾を検討しましょう。
高校受験に向けて塾に行きながら、学習習慣も身につけよう
「いつから塾に入るべきか」を知るのと同時に、もう一つ知っておいてほしい大切なことがあります。
それは、
ということです!
例えば塾で80分授業を週2回しただけで、成績は上がるでしょうか?
…答えはNOです。
塾の内容を反復する宿題や、学校授業の予習復習をしてはじめて意味があります!
これらの毎日の学習習慣をつけることも、成績アップや高校受験合格には必要です!

塾の講師は魔法使いではありません。
あくまで分からないところを分かるようにする手助けをしてくれるのです。
分かるようになったことを身に染み込ませる練習こそ、家での学習習慣ですね!
まとめ:中学生が塾に入る時期は「苦手克服にかかる時間」を逆算して決める!
今回は、いつから塾に行けばいいのかと、塾に入る時期のポイントを解説しました。
今回のまとめ
●英語と数学が平均点以下なら、塾に入る時期!
・英語と数学は苦手克服しないとドンドン成績が落ちるから
・一人ひとりに合った授業をしてくれる個別指導塾がオススメ
●各学年で、いつから塾に行くべきなのか?
・1年生:入学前か長期休み
・2年生:3学期が始まるまでに
・3年生:夏休みが始まるまでに
●塾だけでなく、家庭での学習習慣も大事!
・塾に通っただけでは成績は上がらない。反復が大切!
大事なのはお子様の学力をちゃんと把握し、いつから塾に行くかを決めることです。
「周りの友達が塾に行き出したけど、いつから行けばいいのかな?」ではなく、学力と高校受験までの期間を見すえ、ベストなタイミングを話し合いましょう!