
・家庭教師と個別指導塾ってどう違うの?
・うちの子にはどっちが向いているんだろう?
勉強の手厚いサポートとして、家庭教師と個別指導塾があります。
ただ指導形態が似ていますし、どっちを選べばいいか難しいですよね?
家庭教師と、個別指導塾の塾長/講師を経験した僕が、両方の違いや良さを解説します!
この記事の執筆者
この記事では、
- 家庭教師と個別指導の共通点と相違点
- 家庭教師が優れている点
- 個別指導塾が優れている点
という順で解説しています。
この記事を読めば家庭教師と個別指導の違いが理解でき、お子様にはどちらがいいか分かるようになりますよ!
目次
家庭教師と個別指導の【共通点】と【違い】
家庭教師と個別指導には、下記のような共通点と違う点があります。
家庭教師と個別指導の共通点
・お子様のペースや理解度に合わせて授業してもらえる
・質問しやすい
・間違えた原因を理解できるまで説明してもらえる
など…
家庭教師と個別指導の違い
・通塾時間の有り無し
・スケジュール調整のしやすさ
・集中力の続きぐあい
など…
家庭教師と個別指導それぞれの良さをチェックリストでまとめてみました。
後ほど一つずつ説明していきますが、まずはこのリストでどちらがお子様に向いていそうか考えてみてください!
家庭教師が個別指導塾より優れているポイント
それではまず、家庭教師が個別指導より優れているポイントを解説します。
①通塾しなくていい
家庭教師の一番優れているポイントは、教室に行かなくていいことです!
これによって
- 通う時間を節約できる
- 送り迎えの必要がない
- 遅い時間の帰宅の心配がない
というメリットがあります。
部活やクラブチームが忙しいと、塾の授業が遅い時間帯に限定されてしまいます。
22時を過ぎての帰りは心配ですし、送り迎えも大変ですよね。
このような忙しいお子様は、個別指導塾に通うより家庭教師の方が向いているでしょう。
さらにオンライン家庭教師だと、
・全国のブロ講師に出会える可能性が高い
・部屋の掃除をしなくていい
・コロナやインフルエンザ感染の心配がない
というメリットもあるので、よりオススメです!
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②講師と保護者がやり取りしやすい
家庭教師だと講師と保護者様が連絡を取りやすく、お子様の状況を把握しやすいです。
通常の家庭教師ですと、授業の度に講師と保護者様が会う機会があります。
オンライン家庭教師の場合でも、気になることがあれば講師から保護者様に報告や相談を直接できます。

個別指導塾は、面談や電話でしか状況をお伝えできないのが大変でした…。
この経験からも、講師と保護者様が連携を取れるのは家庭教師のメリットですね!
③教材が自由に選べる
家庭教師は指定の教材だけでなく、学校の教科書やワークを使って指導できます。
なので学校の宿題や授業の不明点について指導できますね。
個別指導塾だと、塾指定の教材しか使用できないことが多いです。
そうなると、学校の授業で理解しにくかったことを質問できない場合も。

生徒の苦手を聞き出すのが苦手な塾講師だと、指導内容にズレが生じることが実際にありました…。
家庭教師は学校の教材も使えるので、学校授業に直結した指導がしやすいですね!
④絶対にマンツーマンで授業できる
家庭教師はご自宅での授業ですから、必ずマンツーマンの手厚い授業が受けられますね。
個別指導塾だと塾によっては、先生と生徒が1対2や1対3で授業をすることもあります。
こうなると1人にかけられる時間がどうしても減ってしまうため、説明不足になることも。

僕の塾は1対3でした。生徒の学年や教科の組み合わせによっては、十分な説明をするのが大変なことも多かったです…!
もちろん完全マンツーマンの個別指導塾を選べば問題ありません。
ですが家庭教師なら、最初からその心配がありませんよね!
⑤スケジュール調整が簡単
塾の授業よりも家庭教師の方が、スケジュール調整がはるかに簡単にできます。
塾ですと決まった授業時間の中から、席が空いている枠で振替をします。
いっぽう家庭教師なら、講師とお子様のスケジュールが合えば、時間帯に縛られずに授業できますよね!

特に忙しい中学生だと、振替をする機会も多いハズです。
部活や体調不良にも柔軟に対応できるのは、家庭教師ならではのポイントですね。
⑥勉強以外のことも相談しやすい
個別指導塾に比べて、お子様が講師に質問や相談をしやすいのが家庭教師の特長です。
塾や学校ですと他の生徒の目が気になるので、相談や質問がしにくい面があります。
家庭教師は完全マンツーマンなので、周りを気にせず相談ができますね。

中学生ともなれば、家族にも打ち明けにくいこともあります。
家の人以外に相談できるのも、お子様にとっては必要な環境ですね!
個別指導塾が家庭教師より優れているポイント
次は個別指導塾の優れているポイントです。
①受験や高校に関する情報が多く手に入る
個別指導塾に通うと、受験や高校に関する様々な情報がもらえます。
塾では教室長との面談が年3~4回あり、受験や近隣高校の情報を教えてもらえるのです。
そのときにお子様の現状と照らし合わせ、進路指導をしてもらえるんですね!
ご家庭で情報を集めるのが難しい場合は、塾で情報をもらう方がいいでしょう。
②自習室を利用できる
自習室が備わっている塾なら、ドンドン活用した方がいいです。
自習室を活用することで
- 自学自習の習慣をつけられる
- 講師や教室長の手が空いているときに教えてもらえる
ということが可能になります。

ご自宅での学習習慣がなかなか身につかないお子様は、塾の自習室を重視するのもいいかもしれませんね!
③学校の過去問を把握している塾もある
塾によりますが、お子様が通っている学校の過去問を把握している場合もあります。
テストが終わると生徒にテスト問題用紙を持ってきてもらい、どんな問題が出たかを確認している塾も多いです。
そうしている塾は、過去問の傾向を把握してテスト対策ができるんですね!

僕の塾でも生徒にテスト問題用紙を持ってきてもらっていました。毎回同じ先生が問題を作るなら、かなり傾向を読むことができますよ!
テスト対策を重視して個別指導塾に行くなら、過去問を把握しているか教室長に確認してみましょう!
④模試や実力テストを受けられる
塾が模試や実力テストの実施をしていることも、個別指導塾のメリットです。
模試や実力テストを受けることで、お子様の現在の実力を把握できます。
またその結果をもとに、教室長が進路指導をしてくれるのも魅力ですね!

塾に行っていない場合は、自分で模試に申し込む必要があります。
模試や実力テストを任せてしまいたい場合は、塾に入るのもいいですね!
⑤長期休みに講習を受けられる
塾だと夏休みなど長い休みに講習があるのも、家庭教師との違いですね。
夏休みや春休みは学校の授業がないため、
- 弱点の克服
- 次学期や学年の準備
ができる絶好のチャンスです!
学校の成績が徐々に落ちてきている場合は、塾の講習を活用するべきですね。

もちろん費用もかかりますが、個別指導だと大事なことを集中的に学習できるのでオススメです。
夏期講習を受ける時のポイントをまとめた記事もありますので、気になる方は読んでみてください!
⑥気持ちを切り替えて勉強できる
家より教室で勉強した方が、集中して勉強できることもあります。
家庭教師は自宅での勉強なので、お子様によっては集中できない子もいますよね。
自力での勉強だと、マンガやゲームなどの誘惑に負けてしまうことも。
「勉強する」という目的で来ている塾だと、ダラけることなく勉強できますね!

勉強する環境を準備する意味で、個別指導塾を選ぶのもいいですね。
家庭教師と個別指導の違いを把握し、お子様に向いている方を選びましょう
今回は家庭教師と個別指導の違いと、それぞれの優れている点を解説しました。
今回のまとめ
●家庭教師の優れている点
・通塾なし
・講師と保護者が連携しやすい
・教材が自由
・絶対にマンツーマン授業
・スケジュール調整が簡単
・相談のしやすさ
●個別指導の優れている点
・情報がたくさん手に入る
・自習室
・学校の過去問を把握している塾もある
・模試や実力テストを受けられる
・気持ちの切り替え
家庭教師と個別指導それぞれの良さがあり、どちらの方がいいということはありません!
ただお子様の性格や現状に合わせて、最適な方を選ぶことが大切ですね!