
・中学生の塾の選び方を知りたい!
・どんな塾と特徴があるの?
・うちの子に合っている塾の選び方は?
塾を検討されている中学生の保護者様は、お子様に合った塾の選び方に悩んでいるのではないでしょうか?
入塾するなら、成績がちゃんと上がる塾の選び方を知っておきたいものです。
個別指導塾の塾長歴5年、家庭教師歴4年の僕が、中学生の塾の選び方と、塾の種類と特徴・合う中学生のタイプを解説します!
この記事の執筆者
この記事では、
- 中学生の塾の選び方最大のポイント
- 塾の種類・特徴・合う中学生のタイプ
という順で解説しています。
この記事を読めば中学生の塾の選び方がわかり、お子様に合った塾を選べるようになりますよ!
目次
中学生の塾の選び方最大のポイント:「教室長や講師がお子様に合っているか」を確認
中学生塾の選び方で、最も大切なポイントをまず言ってしまいます!
それは、
を確認することです!
これが何より大切な中学生の塾の選び方なので、評判や合格実績は気にしなくても問題ありません。
ホームページや資料だと、どうしても口コミや合格実績、費用に目が行きがち。
もちろんそれらも大切な塾の選び方です。
ですが口コミや合格実績が良かったとしても、お子様に合う塾なのかは分からないですよね。
結局のところ、塾は「生徒と講師の人間関係の場」です。
教室長や講師の人柄・教え方がお子様に合っていないとストレスになり、成績アップには絶対繋がりません!

講師の学歴を重視した選び方をする保護者様もいらっしゃいますが、ハッキリ言ってそれは二の次でOK。
学歴が高くなくても教え方・接し方が上手な講師はいますし、その逆のパターンも然りです。
ベストな塾の選び方は、やはり教室長や講師に直接会って見ることです。
教室長と話したり質問したりして雰囲気を掴み取りましょう。
体験授業・面談を回ろう
「講師の接し方が子どもに合うかな」
「どんな教室長や講師がいるのかな」
これらを確認するには、やはり体験授業と面談を受けて比較検討するのが一番です。
たくさん見学すると大変なので2つくらい、多くても3~4つくらいの塾でいいでしょう。
体験授業・面談のポイント
・大手や個人塾など異なる種類の塾を受ける
どの形態の塾がお子様に合っているか比較できる
・体験授業を先に受けてから面談する
お子様の現状を把握してもらった上で話ができる
面談の際に聞いておきたい質問は
- 毎回同じ先生が教えてくれるのか
- 定期テスト対策は学校の過去問で対応してくれるのか
- 費用は年間どれくらいかかるのか
などです。
そのほかの質問や注目するべきことは「無料体験と面談のポイント」の記事で、さらに詳しく書いています。
塾に見学に行く際の参考にしてください!
【中学生の塾の選び方】塾の種類と特徴を知ろう
塾の種類と特徴、それぞれに向いている中学生のタイプはどんな子かを知ることは、塾の選び方において大切です。
合格実績や評判だけで決めず、どの塾がお子様に合っているのかで選び方を考えてみてください!
ここでは
- 個別指導塾
- 集団塾
- 家庭教師
- オンラインの家庭教師
の解説をします。
個別指導塾
個別指導塾とは
指導形式
講師1人に対して生徒1〜3人で授業
特徴
一人ひとりに手厚く授業できる!
質問しやすい!
苦手教科に集中できる!
集団塾より費用が高いことが多い…
向いている中学生のタイプ
英語、数学が苦手
学校の授業についていけていない
学校で先生に質問できない
学習習慣がない
●指導形式
講師と生徒がマンツーマンだったり、講師1人に対して生徒が3人だったりと、塾によってまちまちです。
当然ですが生徒数が少ない方が1人にかけられる時間は長くなります。
生徒から質問もしやすくなるので、1対1か1対2の個別指導塾にするのが良い選び方でしょう。

僕は最大で1対5まで授業をしたことがあります。(笑)
1対2までなら教える負担や時間はそこまで変わりませんので、そういった塾を選びましょう。
1対3が通常の塾は避けた方がいいですよ!
●苦手な教科を集中的に勉強できる。特に英語と数学
個別指導塾では5教科全てではなく、苦手な教科に絞って授業を受けるのが一般的です。
特に英語と数学を選ぶ中学生がほとんど。
これは英語と数学がこれまで習った範囲での弱点克服が必要な科目で、苦手で勉強方法が分かってない中学生が多いためです。

●学習習慣を身につける指導をしてくれる
ご家庭での学習習慣を指導してくれるのも、個別指導塾の特徴ですね。
塾を使って成績を上げようと思うなら、宿題を繰り返しやって、次回まで前回の授業内容を定着させておくことが必要です。

しかし学習習慣がない中学生は宿題をしてきません。
そのため前回教わったことを忘れ、同じ授業を繰り返すことになってしまうのです…。
そこで個別指導なら、宿題のスケジュールや反復方法を丁寧に指導してくれます。
今の時点で「家でほとんど勉強する習慣がない」という中学生は、個別指導塾で学習習慣を身につけられるというのも塾の良い選び方でしょう。
●集団塾に比べると授業料が高いことが多い
一人ひとりに手厚いぶん、集団塾よりも費用の高い塾が多いです。
(まれに費用が安い塾もありますが、1対3の指導形式だったりします。)
とはいえ「安いから」という理由で集団塾に行くのは、間違った選び方です!結局お子様に合わず、費用だけがかかる場合もあります。
個別指導と集団のどちらが本当にお子様に合っているか考え、費用対効果を重視するのが塾の選び方です!
集団塾
集団塾とは
指導形式
講師1人対生徒10〜20人で一斉授業
30人規模で授業する塾もある
特徴
5教科すべての授業を受けられる!
一流の講師が多い!
ライバルと競い合える!
学校の授業のような集団授業が苦手だとついていけない…
休んだら自分で遅れを取り戻す必要がある…
向いている中学生のタイプ
学校の授業は理解できていて、さらに成績を伸ばしたい
5教科すべての対策をしたい
友達と競い合いたい
●5教科すべての対策ができる
多くの集団塾では5教科の授業を受けることになります。
5教科全てを対策をしたい中学生にとって、集団塾にするのは良い選び方ですね。
●一流の講師が授業する塾も多い
個別指導塾の講師は大学生であることが多いです。(もちろん大学生でも優れている講師はたくさんいます!)
一方で集団塾では、一流の先生が所属していることが多いです。
決して一流だから成績が上がるというわけではありませんが、プロ講師の授業を重視するのであれば集団塾は候補の一つになります。

●ライバルと競い合える
集団塾では全員が同じ授業とテストを受け、同じ模試を受けます。
友人どうしで成績の話にもなりますので、それでやる気が出せる中学生には、集団にするのが正しい選び方だといえますね。
また塾によっては成績でクラスや席順が決まることがあります。
それを目標に頑張れる中学生は集団塾でやっていけるので、良い選び方になるでしょう!
●学校の集団授業でついていけていない子は向いていない
集団塾の指導形式は学校の授業形式と似ています。
そのため学校の授業についていけていない中学生は、集団塾でもボーッとしてしまったり、質問できなかったりしてしまうのです。
また塾を休んだ場合、その分の遅れを自分で取り戻す必要があります。
ここも学校と同じですね。
学校の授業に追いつけていない中学生は集団塾は選ばないことが、正しい塾の選び方になるでしょう。
家庭教師
家庭教師とは
指導形式
完全1対1
特徴
質問がしやすい!
周りの目を気にしなくていい!
塾に行く時間を省ける!
講師独自の考えで授業の進め方が決まる…
向いている中学生のタイプ
学校で質問するのが苦手
5教科でなく苦手教科を鍛えたい
●周りの目を気にせず質問ができる
学校だとクラスメートの視線や空気が気になり、先生に質問できない中学生は多いです。
家庭教師だと自宅での授業ですので、そんな中学生でも周りを気にせず質問できます!
またずっと同じ先生が担当するので、通う塾よりも関係が深まります。
個別指導塾以上に質問がしやすいハズです。

●塾に行く時間が省ける・安全
家で授業なので移動時間が省けます。
忙しくて塾に行く時間がないという中学生は家庭教師向きですね。
また夜に出歩く危険もなく、保護者様の送り迎えも必要ありません!
●苦手教科・特に伸ばしたい教科に絞って授業
個別指導塾と共通していますが、5教科ではなく特定の教科に絞っての授業となります。
講師が週に何度も通うことは難しいので、5教科を幅広くは授業できません。
一方でマンツーマン授業なので、中学生の苦手を詳しく分析できます。
苦手な科目(特に英語と数学)を鍛えたいという場合は、家庭教師が合っていますね。
●講師一人の考え方で授業の方針が決まってしまう
個別指導塾であれば、教室長と講師が話し合って授業の方針を決めます。
ですが家庭教師の場合は講師の相談相手がいないので、講師の考えた方法で授業が決まるのです。
その方法が合っていればいいのですが、経験の浅い先生だと手探り感は否めません…。
可能なら最初に、経験豊かな先生に担当してもらえるようお願いしましょう!
もし方針に不安や不満があるようなら、本部や講師に相談することも大切です。
オンライン家庭教師
オンライン家庭教師とは
指導形式
完全1対1
特徴
全国から先生を選べる!
教室長や講師の経験者が多い!
質問しやすい!
時間の融通がきく!
コロナ感染の心配がない!
向いている中学生のタイプ
向いている中学生のタイプ
学校で質問するのが苦手
忙しくて勉強する時間があまりない
5教科でなく苦手教科を鍛えたい
●教室長や講師経験のある優秀な先生にあたりやすい
対面の家庭教師との一番の違いはココです!
対面の家庭教師だと家にこれる距離範囲の先生に限定されます。
ですがオンラインだと全国の先生が候補になるので、いい先生に巡り合う可能性が高まるのです!

また僕もそうですが、教室長や講師経験のある先生が全国から登録しています。
そういった先生に巡り合えば、最初から質の高い授業が受けられる場合もありますね!
最初にそういう先生に担当してもらえないか、本部の方に相談してみましょう。
●質問がしやすい
オンラインだと関係が深まらず、質問がしにくいのでは?
と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
確かに最初はオンラインであることに戸惑うかもしれませんが、数回授業をすればそれが当たり前になります。
マンツーマンなので、やはり質問が出やすいなと僕自身感じていますね。

●時間の融通がきく・コロナ感染の心配がない
オンラインならではのポイントですね。
生徒も講師も移動の必要がないため、授業や振り替えの都合がつきやすいです。
直接話すわけでもないので、コロナの心配がないのは安心できる点ですね!
まとめ:「お子様に合った環境や教室長・講師を選べるか」が塾の選び方のポイント!
今回は塾の選び方と塾の種類について解説しました。
今回のまとめ
●塾の選び方最大のポイント
教室長や講師がお子様に合っているかが正しい選び方!評判や実績は二の次。
→実際に体験授業で塾を見て確認しましょう。
●塾の種類・特徴
①個別指導→英数の弱点克服に最適、質問しやすい
②集団塾→5教科を鍛えられる、ライバルと鍛えられる
③家庭教師→移動がいらない、質問しやすい
④オンライン家庭教師→巡り合える先生の数が多い、時間に融通がきく
成績が上がる塾の選び方とは、お子様に合った環境を探すことです。
決して費用や実績だけを重視した選び方ではなく、人柄や塾の特性を知ったうえで話し合って決めましょう!